「価値」と「価値感(付加価値)」の具体例 <後編> - 飲食店経営全般 - 専門家プロファイル

平岡 美香
フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
東京都
マーケティングプランナー

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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「価値」と「価値感(付加価値)」の具体例 <後編>

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 本来、一般的な表記は「価値観」(観点)でありますが、ここでは敢えて「お客様の気持ちや感じ方」の表現として「価値感」としている点はご理解下さい。

 

 「価値」については、レストランであればまず「おいしい・旨い」こと。

 この基本は外すことはできないという(前回の)内容でしたが、「美味しさ」には、

「価格なりの美味しさ」

から

「圧倒的な美味しさ」

まで、いろいろとある中で、「美味しさ」の要素にプラスαを加味することは、イコール「お客様がお店を選ぶ心理」を決定すると言えます。

 

 プラスαの要素は、「味」以外のすべてを指しますが、一般的にはQ・S・C・Aで言うところの、S:サービス、C:クレンリネス、A:アトモスフィア(雰囲気)と言えます。

 この要素は、あくまでも提供する側の設定基準であり、「お客様の価値感」と必ず一致しているか? と言えば、そうではない場合もあります。 

 

 ここで大切な視点は、お店側の価値感ではなく、あくまでも「お客様が価値感を感じて頂けること」なのです。

 

 具体的には、クレンリネスは出来ていて「当たり前」の要素です。

 内部の乱れは、最初にこの部分に現れます。クレンリネスは、付加価値の土台を支えているのです。

 

 次に、サービスコンセプトの設定自体は、お客様の要求に合うものであるのに、実施レベルではそのコンセプトを具現化・演出しきれていない現場を目にすることがあります。

 「サービス」は、これも提供する側の視点であって、お客様から見れば、「A:アトモスフィア=雰囲気」の中の「接客・サービス」と言えるのではないでしょうか?

 

 提供する側は、「意識」以前の「精神」としてのホスピタリティは持つべきでしょう。

 逆に、形骸化したサービスの意識すらない作業は、すぐにリセットするべきです。

 顧客ニーズは常に進化しているのに、その変化に対応できないサービスは「サービス」とは言えません。

 

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