- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
今の仕事に、「やりがい」を感じられるでしょうか?
その答えは様々で、自身の成長からお客様の評価や感謝の言葉、人との出会いやコミュニケーションなど、実に多くの内容があります。
仕事に対するロイヤリティが明確であるほど、モチベーションは維持しやすい環境であると言えます。逆にこの部分がなかなか思い浮かばない場合は、仕事自体が作業化してしまっており、仕事が楽しめない(ともすると苦痛な)状況に陥っている事態も考えられます。
仕事を通して商品やサービスを提供する側が、仕事に価値感(やりがい)を明確に持つこと無しに、お客様に「価値や価値感」を提供できるでしょうか?
つまり、楽しく仕事が出来ずに、「楽しさ」は提供出来ないということです。
では、お客様に提供する「価値」とは、どのようなものかと言うと、わかり易く測ったり、比較対照できるものを意味します。
それは、価格・コストパフォーマンス・品質まで含み、それらを一つの要素に含むものが「価値」と言えます。
それに対して、「価値感(付加価値)」とは、本来の価値以外の要素も含めたトータルの意味での満足度や、イメージを決定するものです。
どちらも大切であり、どちらを優先させることが良いか?という視点の必要は無く、それぞれのお店や企業毎に明確であることが大切であり大変重要な事です。
また、マニュアル:スタンダード(決め事・基準)の徹底から実現出来るのは「価値」の向上であって、お客様が「価値感(付加価値)」を感じていただく為には、決め事の徹底だけでは実現できない、その先にあるものを追及する事の重要性も理解しておく必要があります。
単純に安いから価値があるというのは、サービス業においては危険な思考・発想です。
物販で、アフターサービスの無い消耗品や食料品においては、より安いものが価格の価値が高いと言えますが、それでも店員さんの感じの良い店にしか行かないという顧客の心理は、価格「価値」よりも、お店の「価値感」で選択されることがある事実も、再認識しておかなければなりません。
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