- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
「攻め」と「守り」。このバランスは何においても非常に大切です。
「勝利」を収める為のバランスを崩してしまうと、一つの勝利は得ることが出来ても、常勝することは無理です。
結果がすべてとされるビジネスやスポーツのフィールドにおいては、ただ勝てば良いという訳ではありません。 スポーツ競技の場合、結果として100対99でも勝利を収めることは必要ですが、これでは完全とは言えません。
一流と言われるプロは、「攻め込む時にスキが生まれる」ことを理解して、「引きながら押す」と言う表現を使います。
また、勝利までのプロセスにおいて、常に冷静を保ちながら集中し、取りこぼしやつまらないミスをしないように、「謙虚に攻める」と表現するプロゴルファーもいます。
これは、得点競技であれば失点「0」ゼロの勝利を目指すものであり、たとえ勝利しても99の失点は許されないのです。勝ち方のプロセスを重視してこそ、単純にひとつの勝利を目的とせず、「常勝を目的とした成長」を目指すスタンスが、真のプロと言えるでしょう。
飲食店の成果として売上=客数×客単価があります。
誰もが解かる結果ですが、この客数実績について中身を徹底検証するならば、これからすべき事(最優先課題)が見えてきます。
方法としては、オペレーションチエックなど、現場の状況を確認・記録できるものがあれば、どのお店でも検証できます。社内インスペクション等を実施されている企業であれば、その情報の共有や蓄積は必ず基礎体力の強化に役立つ財産となることは確実です。
また、他店を見て(お客様目線で)感じること・学ぶことも、習慣化できると良いでしょう。良いもの・悪いもの、すべての情報を常に貪欲に集める姿勢も大切な心がけではないでしょうか。
店長職の方々は日々の業務に追われ、忙しいのも解かるのですが、プライベートにおいて外食に行けない(行かない?)という人が稀にいます。
プロとして、何かを学びに行くと考える必要はありません。逆に完全にお客様になりきって「何かを感じる」ことが大事であり、その感じたことは、自らのスタンス(姿勢)を再確認させてくれます。
顧客の目線⇒顧客の立場⇒顧客の心理を知ってこそ、仕事の方向性やスタンスが確認できるのです。
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