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快眠コーディネイター 力田 正明
Sleepercise (スリーパサイズ) 代表
大阪府
快眠コーディネイター

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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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睡眠専門家の睡眠知識講座 今、子供たちの眠りが危ない!

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睡眠知識 睡眠と社会問題

 ◆2000年の調査によると、5人に1人は不眠に悩んでいます。おそらく、自分が不眠であることの無自覚者やこの統計からの時間経過を考えると、今はもっと多く、予備軍も含めると3人に1人といわれています。


  NHKの生活時間調査という5年に1回行われる結果では、1960年から2000年の40年間で50分、睡眠時間が短くなっています。先進国の中でこれほど短いのは、日本と韓国くらいなものです。


  この40年というのが、睡眠にとっては劇的な変化であり、その環境に同調できないことで、不眠の増加というスポットライトがあたりはじめました。この40年で、コンビニ・ファミレスなどの深夜営業、ネットの普及による深夜利用などが、「寝るのは当たり前」という時代から「睡眠知識をもって今の24時間社会と折り合って行かなければならない」時代になりました。


  その中で、子供の睡眠は特に「眠らない社会」の影響を受け、発育や学習・記憶に大きな影響を与えています。


  厚生労働省の調査資料で、「午後10時以降に就寝する幼児の割合」があり、2000年で2歳児までは約60%、3才児で50%、4才児になると40%、5歳児で約45%。これは逆に言えば、50%以上の子供たちが午後10時以降に起きているということです。

  ファミレスやコンビニなどで若い家族が夜中に食事をしている風景をみれば。この数字の妥当性もわかります。家族のコミュニケーションと言ってお父さんが帰宅するまで起こしているケースもあります。これは両親が睡眠知識を知らないだけです。

  発達過程における睡眠の重要性は言うまでもないと思いますが、それが危機的状況にあることで、「切れやすい性格」「学習成績に影響」など、子供たちに影響を及ぼしています。


  区役所主催の市民講座で、「子供のための睡眠講座」のテーマで話しましたが、アンケートでは、「今まで全く意識せず育てていました。」という言葉がとても多かったです。単に子供への影響を知らないだけです。子供を早く寝かしつけるには、朝の太陽の光を浴びることから「しつけ」てください。


  すべての年齢層に「不眠」はありますが・・・・・、

  これからの日本を託す子供たちのいい睡眠のしつけのために、お母さんには特に睡眠知識を知って欲しいと切望します。

 

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