
- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
先日、「来年の経営テーマを考える」とのテーマでコラムを書きましたが、御社におかれましても来期の計画は順調に策定されていますでしょうか。
既に出来上がっている会社もあることと思いますが、年次計画のポイントは、目標・テーマが明確に全員で共有できるか(どの様に共有するか)?また、いかに行動レベルで完全に実行できるか? と言うことが、より現実的でなければなりません。
それぞれの、しっかりと作り込まれた前年の「年次計画書」を指して、この内容について何%実施(行動)出来たかとのの質問をすると、答えは必ず50%前後、良くても70%との返答をお聞きすることが多いのが現実であり実態です。
ここで行動レベルにおいて、着手した内容が50%ということは、計画自体が無理であった可能性も考えられます。
もしくは、計画さえ作れば良いという本来の計画の意味を見失っているのではないかとも考えられます。
いずれにしても、同じプロセスを経て作成されているとすれば、また同じ達成度となることは避けられません。
「計画」には、「解かる」から「出来る」になるための「作戦と準備」が必要であり、明確な「目標」の達成に向かうロードマップであるはずです。
ロードマップには、中間地点やスプリットタイム(通過期日・時間)が示され、要注意ポイントやそれぞれの方法・手段など、集中ポイントも記されているものです。
実際には、更にイレギュラー対応も考慮して腹案まで付随されているなど、カーナビの設定から外れるとリルート機能が作動するように、バックアップが働けば達成度は限りなく100%に近づいていきます。
このような「計画」自体に対しての再認識が確認できたならば、あとの問題点は、どのように「計画」から「行動」につなげるか?という1点に絞られます。
それは「気合」でしょうか?「根性」でしょうか?「徹底してやらせる」ことでしょうか?
「行動」には個人の行動と、組織としての行動(動き方)があります。
個人の行動は、それぞれの資質も含め「気合」で動く人も稀にいますが、長続きした試しがありません(居たとすれば最初から出来る人です。計画、指導の結果では無いのです)。
そこで、個人の「行動」を促進する大前提は「目標・テーマ・意義」が明確であり、集中すべきことが明確になっている事です。
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