- 高窪 美穂子
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
- 東京都
- 料理講師
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
こんばんは、高窪です。
今日も本当に暑く、うだるような一日でしたね。
もう梅雨が明けてしまいそうなお天気に、今から夏本番をいかに涼しく乗り切るかを考えなくてはいけない、と思いました。
さて、こう暑くなってくるとやはり気になるのが食中毒。
飲食店では、ちょっとした気の緩みから食中毒を引き起こす可能性があります。
また、お客様はびっくりするほどよく店内を観察しており、何か気になることがあればそれに敏感に反応します。
今回はお客様目線で考えてみましょう。
1:手洗いはきちんとしていますか?
たとえばお金をお預かりしていじったあと、接客に戻る時に手洗いをきちんとしていますか?
時間がないから水で形だけ流すだけしかしないなら、再度、手洗いの習慣をつけましょう。
というのも、今までの経験上、手洗いの習慣がない人は汚れた雑巾やダスターを触った後でも、手洗いせずに食器の配膳や食品をいじる作業にとりかかってしまうことが間々あるのです。
手洗いは清潔第一の飲食店で働くものにとって、習慣づけるべきもの。
店舗スタッフの方たちも含めて、もう一度見直してみてください。
2:清潔なダスターでテーブルを拭いていますか?
つい先日も、たまたま入店した店で落としたダスターを拾ってそのままテーブルを拭き続けてるスタッフにぶつかりました。
これはさすがにぎょっとしました。
このスタッフは汚れてしまったダスターをそのまま使ったり、それの延長線上でそのダスターを触った手で配膳しながら食品を触ることも出てくるのでは、と思います。
それを注意管理できない店舗に対しても、不快感を持つお客様は少なくないのではないでしょうか?
また、蛇足ですが、毎日ダスターを殺菌消毒することを季節を問わずおこなうことは衛生管理上必須です。
日常、何気なくおこなっている動作が実は食中毒を引き起こす可能性を秘めています。
今まで大丈夫だったから、といっても、このまま将来的にも大丈夫であるという保証はどこにもありません。
今まで大丈夫だから、いつもと同じだから、みんなやっていないから。
その気持ちの緩みが、食中毒を招く一番の元凶ではないかと思います。
明日も引き続き、このテーマでコラムを書きたいと思います。
このコラムの執筆専門家
- 高窪 美穂子
- (東京都 / 料理講師)
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
海や大地と家族をつなぐシンプル調理で美味しい家庭料理
「また作ってね」と褒められる!化学調味料・食品添加物フリー・素材にこだわるワンランク上のおうちごはん、高窪美穂子の料理教室・クッキングサロンM&Y主宰。著作に2016グルマン世界料理本大賞Fish部門世界第3位受賞「ラクチン!お魚クッキング」など。
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