昨日からの続き、今までのやり方が辛くなってきた要因について。
これもまた広く知られていることですが、大手同士の合併や中小零細の
吸収合併といった事例が多くなっています。
規模が大きくなることで仕入れなどについては効率化が図られることになり、
価格競争力についても大きいところがより強くなる傾向が見られます。
このような状況にあって、小さな会社が何もしないまま大手と同じような
仕事をすることには到底無理があります。
仕入れ値が大手より高く、従って売値を下げられないので物が売れない。
店が小さいから回転率も低いため薄利多売のような商売も成立しない。
広告量も少ないから新しいお客さんが来ることも少ない。
大手にあって零細にないものは、幾らでもあげることができます。
上記の例は小売業に限られていることではありません。
サービス業でも製造業でも、基本的にはこのような流れが起こっています。
実に様々な分野において事業の独占、寡占が進行しています。
細々としたお話を探せばまだまだ幾らでもありますが、ここら辺で
どうして小さな企業がブランドを作る必要性に迫られているのかについて、
最後に簡単にまとめてみます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
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