昨日からの続き、中小零細企業では大手のやっていることを
全ては出来ません。
だからこそ、小物は「やらないこと」を決める必要があるのです。
これもまた私を実例にしてみます。
私自身の税理士業として、次のようなものには全く力を入れていません。
・企業合併
・資産家を相手にした相続税対策
・複雑な金融商品の経理処理
・海外税制
・その他中小零細事業者に関係のなさそうな事項
正直、開業したての頃は上記のようなこともしっかりと勉強していく姿勢を
持つことがプロフェッショナルの道かと思っていました。
しかし、現在はそのようには考えていません。
無暗やたらと仕事を広げても何もかもが中途半端になります。
限られた資源を絞り込んだ分野に集中させてこそ、大きな成果が出せます。
私が絞り込んだのは
・中小零細事業者の経営そのもの
というものでした。
従って、そこに関係性が深いものに対して自分の力を注ぎこむことに決めたのです。
このような考え方を
・選択と集中
と呼びます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
044-829-2137
「経営」のコラム
事業や資産の価値を言葉で説明できることの意義(2024/03/28 08:03)
資産の価値把握も難しい時代になった(2024/03/27 08:03)
事業の内容把握が難しくなった(2024/03/26 08:03)
定性的な情報の重要度(2024/03/25 08:03)
融資を受ける際にも、日頃の事務作業が活きてくる(2024/03/24 08:03)