「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-2 - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

牛田 雅志
ブレインリンク・コンサルティング株式会社 
税理士
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「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-2

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商売繁盛ニュース
私が納税指南役になる七つの理由

1)当たり前ですが、納税は「国民の義務」だからです
  教育・勤労・納税は日本国民の三大「義務」です。教育を受け、労働した後に納税するのは当然のことですよね。

2)納税は国に対する「寄付」と考えるからです
  コンビニなどで募金をしたことはありませんか。世の中を少しでも良くするために寄付をするのは気持ち良いですよね。私は納税とは日本を少しでも良くするための「寄付」と考えます。日本丸のかじ取りをしてもらっている方々に感謝して、たくさん寄付しましょう。いつもお世話になっている日本国に喜んでもらえるって嬉しくありませんか。

3)納税は「広告宣伝費」だからです
 当たり前ですが納税は利益が出ていないと発生しません。日本の中小企業170万社のうち利益が出ている会社は50万社です。納税していることで立派な会社と評価していただけます。では、誰が評価してくれるのか?それは、あなたの会社と取引のある方々全員です。資金を貸してくれる銀行、商品を納入してくれる仕入れ先、商品を買ってくれているお客様、出資してくれている株主、忘れてならないのは仕事を一緒にしてくれている従業員。納税はすべての方々に「安心・協力・応援」していただくための「広告宣伝費」と考えます。
未来においても皆さんに支えていただくために大いに広告宣伝費を支出しましょう。

4)納税は「内部留保を増加させる」からです
 納税しないと会社の「内部留保」は増加しません。内部留保とは、総資産から総負債を差し引いた「純資産」とも言いかえられます。では、純資産はなぜ増加させる必要があるのか?それは、ズバリ!「会社の価値が上がる」からです。将来、もし会社を売却することがある時には高い価額で買い取っていただけます。それは、株主だけが利益を得るということではなく「この会社には優秀な従業員がたくさんいる」ということであり、支えてくれている''従業員の価値をも上げる''ことになるのです。

5)納税は「会社にお金を残す」からです
 納税しない限り「お金」は増えません。銀行から借入をすればお金は増えるよと指摘されるかも知れませんが、将来お金を返すことになるので増えたとはいいません。利益を出した納税後の資金が、増加したお金になります。したがって、納税が多いほど結果的に納税後のお金が多く残ることになります。会社は規模の大小に関わらず、お金がなくなると倒産します。お金を積み上げていくことが会社を発展・継続させる秘訣なのです。

6)納税を否定すると「節操のない節税策」を受け入れてしまうからです
 納税を少なくするために節税をします。経営者としては健全な対応です。どんどん節税をしましょう。ただ、節税には「品性のある節税」と「節操のない節税」があります。この二つを分ける判断基準は「この節税策は節税にもなる施策かどうか」です。節税策とはまず会社の発展に役立つことが大前提で、かつ''「節税にもなる」''という施策が正しい節税策です。節税のためだけの節税策をすると、節税効果がなくなった時に逆に会社に甚大な悪影響を及ぼすことが少なくないのです。

7)納税はお客様からの「喜びの種」のおすそ分けだからです
 納税の元になるものは何でしょうか?もちろん利益です。では、その利益の元は何でしょうか?利益は仕入れや経費を差し引いた後の結果なので、その大元は「売上」です。では、売上は何でしょうか?売上はお客様に喜んでいただいた結果、つまり、お客様からの「喜びの種」なのです。したがって、納税というのはお客様からいただいた「喜びの種のおすそ分け」です。納税は国を通して「喜びの種」を「他者へまいていく」ことです。
世の中に「喜びの種」をまき散らしましょう。