「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-3 - 会計・経理全般 - 専門家プロファイル

牛田 雅志
ブレインリンク・コンサルティング株式会社 
税理士
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「品格経営」商売繁盛ニュース vol.7-3

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商売繁盛ニュース
最近もらって嬉しかった贈り物

某月某日
10年振りに大学バレー部のOB会に参加しました。その数ヶ月後にOB会に一緒に参加した後輩と食事会をした時の出来事です。

後 輩「牛田さん、遅れてスミマセン。」
  私 「ええよ、ええよ、月末の週末やから忙しかったやろ。すまんなぁ〜」
後 輩「めっちゃバタバタしてまして。」
  私 「まあ、とりあえず飲もうぜ!」
後 輩「先輩、遅れてきたお詫びというわけでもないんですが、今日牛田さんにプレゼント持ってきたんです。」
  私 「お前、ええやっちゃなぁ〜。プレゼントってなんやねん、請求書以外やったら何でももらうで〜」
後 輩「牛田さん、相変わらずしょうもないギャグゆうてますねぇ。」
  私 「・・・・」
後 輩「まあまあ、そんなにすねないでくださいよ〜。牛田さんへのプレゼントはこれです!」
と後輩は鞄から小さな箱を1つ取り出しました。それには薬用○○ノゲンと書いてあります。
後 輩「OB会で10年ぶり牛田さんの頭をみて、牛田さんには絶対これが必要だって思ったんですよ。うちの会社(○生堂)の製品なんですけど効果ありますよ!」
その製品をひっくり返して裏を見たら、なんと「発毛促進剤」と書いてありました。
 後 輩「この製品は医薬部外品なんですが、半年使えば牛田さんでも毛が生えてくるかもしれませんよ〜」
  私 「(怒りを抑えて)サンキューな。ほんで、このひと瓶でどれくらい使えんねん!」
 後 輩「約1ヶ月ってとこですかね」
  私 「(怒りを抑えて)じゃあ、毛が生えるまで5ヶ月足らんやんけ!その5ヶ月分はどないすんねん!」
 後 輩「そりゃ決まってるじゃないですか、後は店頭で買ってくださいよ〜」
  私 「(あきれて)お前なぁ、ええ営業マンに育ったなぁ」
 後 輩「エへへへ・・・」

発毛促進剤の取扱説明書

 「エへへへ・・・」
 家に帰った私は、イソイソと箱を開けて発毛促進剤を取り出します。
 (実のところ、とっても嬉しい!!!自分では恥ずかしくて買いに行けないので、プレゼントされると使用するキッカケになります。)

 箱には取扱説明書が入っています。
 広げると立派な毛根図と巨大な文字が目に入ってきました。
「こんなに大きく書かなくても・・・」と思った瞬間、逆に気付きました。
そうかッ!この商品は私のような中高年のおじさんが買う商品なんだ。ちょっと新聞の字が読みにくくなり、小さな文字の説明書に「こんなん読めるかよ〜」と思わず突っ込んでしまう年代に向けに、わざわざ大きな字で説明してくれていたのですね。全くありがたいことです・・・。

ちょっとちょっと牛田さん、
「そんなことに感心している場合じゃないでしょ!」
「ところで牛田さんの作成する資料にはそんな配慮があるのかい?」
「毎日ちゃんとお客様のことを考えてるの?反省しなさい!」
とお客様からのお叱りの声が聞こえてきます。

恥ずかしながら、そこまで考えてお客様向けの資料を作成していませんでした。
説明しなければならないことを、漏らすことなく記載することを優先してしまって、「お客様の目線で理解していただけているか」という観点」を失念しておりました。
例えば、このニュースレター。「本当にちゃんと読んで欲しいなら、もっと字を大きくせんかい!」や「もっと色をつけてわかりやすくせんかい!」などの指摘があるのかもしれませんが、直接言われない(積極的にお客様の声を聞いていない)のをいいことに改善をしていません。
一事が万事この有様です。

商売繁盛マーケティングでは、

「自分の伝えたいことを発信する」のではなく、

「相手が理解できるように発信する」と考えます。

相手が理解できていなければ、伝えていないことと同じです。
お客様が「よし!わかった!」と笑顔で満足していただけるような発信を常に心がけていきます。