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閲覧数順 2017年10月20日更新

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応募者の「入社前」に対する過剰な対応は必要なことなのか

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 私の思い・考え

 10月初めは多くの会社で来春入社予定の新卒者の内定式が行われます。採用活動としては一段落ですが、まだ活動を続ける企業や学生さんもいますから、それぞれ頑張って少しでも良い結果につながればと思います。

 

 これはここ数年の採用活動で見られるようになってきたことですが、企業側が応募者のSNSに投稿されたパーソナルな情報を閲覧して、投稿内容から面接時の話に嘘がないか、仕事への姿勢や性格といったことの判断につながる内容をチェックするという話を結構な頻度で聞くようになりました。

 「おかしな人を採らずに済んだ」などという話がある一方、掲示板への書き込み、SNSなどネット上でチェックする情報が多すぎて、仕事が増えてしまったなどという嘆きも聞きます。

 

 こういう話は応募者の側でも同じようにあり、例えば新卒の就職活動であれば、以前のアカウントを削除して過去の素行が調べられることを防いだり、投稿内容によって見られる人を限定したりしています。就職活動で不利に扱われてしまうかもしれない情報は、できるだけ隠すようにしています。

 

 採用担当者は、応募者に関する情報があるならば、できるだけ多くのことを知りたいと思うでしょうし、応募者からすればやましいことは何もなくても、悪くとられるような可能性があることならば、そんな情報は隠しておきたいと思うでしょう。そもそも自分のすべてを探られるようなことを、うれしいと思うはずはありません。

 

 数年前に、テレビ局からアナウンサーとして入社内定をもらっていた大学生が、学生時代の活動を理由に内定を取り消されて裁判を起こそうとしたという話題がありました。

 話し合いの結果、元通り採用ということで収まりましたが、この時の取消理由は「知り合いが経営する銀座の小さなクラブで短期間アルバイトをしていた」ということで、「このアルバイトがアナウンサーにふさわしくないのか」「アルバイト歴を自己紹介シートに書かなかったのは取消理由になるのか」などといったことで、本人と会社の間に認識の相違があったということでした。

 

 以前は、かなり乱暴な内定取り消しが問題になった時期があり、最近は売り手市場ということから、そういう例はほとんど聞かなくなりましたが、そもそも企業側からの内定取り消しというのは、そう簡単にできることではありません。そうであれば、企業が採用内定を出すことに関して慎重になるのは当然です。

 ただ最近は、そのための「入社前」のチェックが少し過剰ではないかと感じることがあります。これは主にツイッターやフェイスブック、その他SNSの存在によるものが多いようです。

 

 SNSその他のネット情報をチェックすることは、お互いのミスマッチを減らすことにつながる面もあるのですべてを否定はしませんが、どうも会社と応募者の間で、だまし合いや化かし合いをしているような気がしてなりません。

 

 決定的な嘘や犯罪行為などであればともかく、「入社前」の行動に対して、そこまで過剰な対応をすることが、果たして有効なのだろうかという疑問を感じています。

 大事なのは「入社後」にどう成長していけるかということです。その可能性を見極めるための情報収集であればよいですが、過去に起こったことを排除する理由だけに使うならば、あまり好ましいことではないと思っています。

 

 

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