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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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「個人の金融資産残高も減少へ!」

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こんにちは!

さて、日銀の資金循環統計によれば、

2015年度末の家計が保有する金融資産残高が、

前年に比べ0.6%減少し、“1706兆円”となりました。

前年末の残高を下回ったのは、7年ぶりのことです。

 

主要因としては、円高、それに伴う株安で、

株式や投資信託の評価が下がったことや

売却が増えたことが考えられます。

 

株式が9.9%減少して153兆円、

投資信託も3.7%減少の92兆円となりました。

ただ、株も投信も、

これまで3年連続して2ケタ増だったことを考えれば、

そう驚く数字ではないと感じています。

 

一方、金融資産の50%以上を占める現預金は、

1.3%増加し、894兆円となりました。

 

このようにみると、いまだ、日本人の「安全志向」は、

大きく変わってはいないようです。

 

日本国債の残高が膨れ上がる中、「個人の金融資産残高」は、

“日本の信用力の裏付け”のためには、重要な意味を持ちます。

前回取り上げた「対外純資産」とともに、

その残高動向には、留意しておく必要があります。

 

個人的には、「安全」を重視するということは、

将来どのような状況になったとして、

対処できることではないかと考えています。

 

その意味からすると、「円の現預金」しか持たないことは、

決して「安全」とは言えない状況です。

 

大半をリスク資産にする必要はまったくありませんが、

日本の将来、個人の生活防衛を考えると、

「下がっている時こそ、買い増しする」

といった行動も、時として必要ではないでしょうか。

 

特に、現預金比率が高い方は、

今後利用できる人が大幅に増える「個人型確定拠出年金」などを用いて、

“計画的にリスク資産の保有比率を高めていく”ことを、

検討する時期だと思います。

 

それでは、今週末も穏やかな日々をお過ごしください。

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