私はいつも思っているのですが、“運の良い人”というのは“周りに運を運んできてもらえる人”だと思っています。
例えば自分の身近にスポーツ選手や歌手志望の人がいたとして、その人に相応の技量があり、礼儀正しくて性格も良く、毎日地道に努力している姿をみていたとしたら、何とか成功してほしいと願うと思います。自分が力になれることがあるなら協力したいと考える人もいると思います。自分が他人に助けられたら、相手にも同じように恩を返したいと思います。他人からそう思ってもらえる人が、実は運のいい人なのだと思います。嫌な奴や不真面目な奴は誰も助けたいと思わないでしょう。
ですから運を良くすることは出来るはずです。他人を欺かない、約束を守る、人が嫌がることでもやる、決められたことをきちんとやる、周囲を不快にさせないなど、当たり前のことを日々しっかりやっていると、他人は案外見ています。好感を持たれ、信用されると周りの人が少しずつ幸運を持ってきてくれるようになります。
さすがに宝くじが当たったりする運とは違いますが、“運を呼べる人”になれば自分の可能性は間違いなく広がると思います。
このコラムの執筆専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
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