小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「ときどき出会う「困った応募者」は、結局自分が損をしている」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
ユニティ・サポート 代表
Q&A回答への評価:
4.7/75件
サービス:4件
Q&A:193件
コラム:549件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

ときどき出会う「困った応募者」は、結局自分が損をしている

- good

社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験 2018-03-06 08:00

 企業の人材採用を担当していると、いろいろな人が応募してきます。最近のような人手不足の環境であれば、応募して頂けるだけでも大変有難いことですが、ときどき扱いに困る応募者に遭遇することがあります。

 

 単純に求人要件に合わないのであれば、それは普通にお断りをするだけですから、これについて困ることはありません。問題はそれ以外の理由で、応募自体を受け付けることが難しいような人です。

 

 私の経験で最も印象にあるのは、数年前に出社拒否のような状況で会社を辞めて行った人が、人材紹介会社を通じて自社に応募してきたことです。

 会社は経営統合などで社名も変わっていたので、本人は気づいていなかったようですが、ホームページなどを少し調べればわかることなので、たぶんそういうこともせずに応募したのでしょう。

 

 さらに経歴書上では、私たちの会社に在籍していた期間が違っています。ただの勘違いにしてはズレが大きく、途中に空白期間があったか、別の転職先があったか、いずれにしても本人にとって何か不利になることがあったのでしょう。

 

 人材紹介会社が間に入っていたので、不採用理由はきちんと伝えなければなりませんから、過去に在籍していた人材だということ、本人はそのことに気づいていない様子だということ、書類上の在籍期間が違っているということを伝えてお断りしました。他人の人生の裏側を見てしまったような気がして、何とも言えない気持ちになった記憶があります。

 

 こんなことはめったにありませんが、困った応募者で意外によく遭遇するのは、“直近の不採用者の再応募”です。もし通年で採用をしていたとしても、求人広告などを切れ目なく掲載し続けるということは、予算の問題もあってほとんどなく、期間を区切って何度も広告を出し直す形になりますが、その広告を出し直すたびに、いつも同じように応募してくる人がいました。しかもそういう人が同時に複数いることもありました。新卒でも、一度不採用にした人が、知らないうちに説明会に再エントリーしていたようなこともありました。

 

 不採用理由というのは、応募者にお伝えできることが少ないのでやむを得ない面はありますが、会社としては相応の採用基準を持っていますから、何度も受ければいつか合格するというものではありません。可能性があるとすれば、しばらく経験を積んで、経歴書に書かれる内容が変わったような場合だけです。

 

 にもかかわらず、期間を置かずに再応募するというのは、少なくとも可能性があると思っている訳で、正直言って私はその感覚があまり理解できません。

 さらにこういう人は、応募書類が明らかに使いまわしで汚いなど、そもそもの印象が良くないことも多かったです。自分の行動態度が相手からどう見られるのかということに、少し鈍感な感じがします。

 

 就職活動というのは、お互いの相性を確認するお見合いの要素が強くあります。相性の中には、知識、経験、性格、その他多くのものが含まれます。相手との駆け引きをするゲームではありません。こういう本質を理解していれば、続けて何度も再応募するという発想にはならないはずです。

 

会社から「困った応募者」に見えてしまうと、結局自分が損をしてしまいます。

 

 

カテゴリ 「社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える

当事者では気づきづらい組織風土の問題をアドバイス。同テーマ商品の対面相談版です。

料金
6,000円

「今一つ元気がない」「何となく一体感がない」など、職場の風土や雰囲気に関する悩みについては、当事者しかわからない事情とともに、当事者であるために気づきづらい事もあります。これまでのコンサルティングで、活気を維持する、活気を失う、活気を取り戻す、という様々な事例、プロセスを見た経験から、会社状況に合わせた原因分析、対策をアドバイスします。(同テーマのメール相談を、より詳細に行うための対面相談です)

【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える
プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム