小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「「規則正しく」が良いこととそうでないこと」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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「規則正しく」が良いこととそうでないこと

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2015-02-03 08:00

 「規則正しい生活」は大事だと言われます。

 私も食事や睡眠といった生活リズムに関することは、健康維持のためにも大事だと思います。健康でなければ、自分の考えている活動はできなくなってしまいます。

 

 一方で、私がいつも意識していることの一つに「毎日同じことをしない」というものがあります。それほど深い意味はありませんが、人間はあまり意識しないでいると、毎日同じことを繰り返すようになってしまうので、どんなことでも前とはちょっと違うことをしようというようなことです。

 

 実際にやっているのは些細な事で、

・同じ場所に行くのを違うルートで行ってみる

・行った事のないお店に入ってみる

・出たことのない会合に参加する

・会ったことのない人に会う

などというようなことです。

 

 なぜこんなことを始めたかというと、「同じことをしている限り、同じことしか起こらない」と思うからです。現状に大満足ならば、今まで通りに続けることが良いでしょうが、まったくそうではないので、とりあえず身近で出来る、ちょっとしたことから変えてみようと思ったということです。

 

 私は独立して仕事をしているのでこんなことができますが、会社勤めの人であればより一層、好むと好まざるとに関わらず、毎日同じ時間に起き、同じ電車の同じ車両に乗って出勤し、決まった仕事のスケジュールをこなしていくようなことになりがちです。

 もしかするとも、朝食メニューも大体毎日同じ、お昼も同じ店や食堂で食べ、メニューも大体同じなんてことになっているかもしれません。

 

 また、その同じことが好きで安心するという人もいます。これはこの店で買う、これはこの銘柄でなければダメ、同じ曜日の同じ時間には、いつも同じ所を尋ねて同じことをするというような人です

 見ていると、やはり年令を重ねるほどこんな傾向が出てくるように思いますが、要は“保守的”になり“変化”を好まなくなってくるということです。

 

 お年寄りの行動が保守的になってくるのは、ある程度やむを得ないことでしょうが、まだ現役で働いている私たち以下の世代が、変化を嫌がって保守的に振る舞っていたとしたら、ビジネスの上ではあまり好ましいことではありません。

 

 保守的な心理は、意外に日常的な行動の中に出てくるものです。そこを少しだけ意識して、いつもと違うことをし続けると、実は変化することも楽しいと思えてくるのではないかと思います。

 

 「規則正しく」には、それが良いことの場合とそうでない場合とがあると思います。


 

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