小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「実践を自覚するための「有言実行」」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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実践を自覚するための「有言実行」

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2014-09-30 08:00

 仕事においてはもちろん、プライベートにおいても、何かの計画をしたり目標を立てたりという機会は多々あると思います。それと同時に、計画や目標を立ててもそれに向けた実践がなかなかできず、計画や目標を達成できないということも、また意外に多いのではないでしょうか。


 スポーツ選手などからよく「有言実行」という言葉を聞きます。口に出したことを責任持って必ず実行することという意味ですが、そもそもは、黙ってやるべきことをやるという意味の「不言実行」の“不言”を“有言”に置き換えて作られた言葉なのだそうです 。


 昔は、よけいなことを言わずに行動で示す「不言実行」が立派と考えられていました。自分の功績はいちいち口に出さず、黙々と何かに取り組んで結果を出すのは、確かにかっこいいと思います。


 しかしここ最近の傾向として、逆にやろうとしていることを言わないのは、失敗を他人に知られずにすむという安全策であり、やるべきことを初めに宣言するというリスクを取っている方が、より立派だと考えられるようになってきているのだそうです。

 そんなことから「有言実行」という言葉がポピュラーになってきたようです。


 どんな人でも、守れない約束なら最初からしないでしょうし、約束したことは基本的には守ろうとすると思います。これをそれぞれの言葉に置き換えてみると、初めから約束をしないのが「不言実行」、約束をしてそれを守ろうとするのが「有言実行」ということになります。こう考えると、「不言実行」は確かにちょっとずるい感じもしてしまいます。


 やはり、自分の計画や目標を他人に宣言するということは、それが他人との約束になり、そのことで、より自分の責任感が増すという効果があります。責任感が増せば、その計画や目標に向けた実践をしなければならないという自覚が生まれ、取り組みを実行せずに終わってしまうような確率を減らす事ができると思います。


 今まで、自分の心の中だけで計画や目標を立てる「不言実行」だった人は、あえて「有言実行」にトライしてみると、いつもと違う結果につなげる事ができるかもしれません。

 実践を自覚するために、「有言実行」を活用するという方法も、あるのではないかと思います。


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