小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「就活の進め方の個性」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

小笠原 隆夫

オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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就活の進め方の個性

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験 2014-06-03 08:00

 ある企業で、すでに就活を終えた内定者の方々に、就活中の様子を聴く機会がありました。

 

 企業研究のしかたについて尋ねてみたところ、ある人は「ちょっとでも興味を感じたところにはできる限り説明会に行って、その時に感じるもので選考に進むかどうか決めていた」と言っていました。

 特に活動を始めたての頃は、自分にとっては“ハズレ”と言っていいような会社にも、ずいぶん当たったことがあったようです。そんな経験をしながら、徐々に目も肥えていき、効率的に活動できるようになっていったそうです。

 

 これに対してある人は、「特に自分が重視している事業内容をできるだけ細かく自分で調べて、その上で説明会に参加するかどうかを決めていた」とのことでした。まったく的外れの企業に行くようなことはなかったが、説明会に参加した社数はやっぱりあまり多いとはいえないと自己評価していました。自分の適性を良く見て、「自分が役に立てる仕事は何か?」という考えが強かったそうです。

 

 就活の一般論として、「会社はできるだけいっぱい回ろう」なんて言いますが、実際にやろうとするとそれほど簡単なことではありません。最近は100社以上回ったなんていう人もめずらしくありませんが、やはり時間的な制約はありますし、とりあえず数を撃てば当たるというものでもありません。うまく活動するには効率もメリハリも必要です。

 

 私がお話をうかがった方々の場合、活動の方法はそれぞれ全く違いますが、共通しているのは「自分に合った方法を自分なりに考え、自分なりに検証しながら進めて行った」ということです。自分なりの特性に合わせた“就活の進め方の個性”と言えるでしょう。

 

 もう一つ印象的だったのは、最近の就職指導の中でよくやっている“模擬面接”のことを聞いたところ、この方々は参加しようとは思わなかったそうです。

 

 「あまり意味と思った」という点は共通していて、その代わりに何をやったかというと、ある人は友人との情報交換や意見聴取で、「面接で○○って聞かれたら、なんて答えたらいいと思う?」なんていうやり取りをしていたそうで、他のある人では、とにかく自分なりの反省と分析だったとのことでした。

 

 就活に関する本があふれ、塾やセミナーのようなものまである昨今ですが、就活をうまくいかせるための基本は、やはりマニュアルや周囲の声に流され過ぎず、かといって無視はせず、「自分に合った方法を自分で考える」ということに尽きるようです。

 

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