小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「新社会人-意外と飲みに行きたいらしい」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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新社会人-意外と飲みに行きたいらしい

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2013-04-01 08:00

 この1、2年の間に行われたいくつかの調査を見ていると、新社会人は意外に「飲みュニケーション」に期待を持っているという話題を目にしました。

 

 調査によって多少の差はありますが、少なくとも6割前後の人が「職場の飲み会に行きたい」「仕事以外のプライベートな話もしたい」と答えているそうです。

 

 調査では“行きたくない理由”の項目もあり、「帰りが遅くなる」「お金がかかる」「疲れる」「プライベートの時間を大切にしたい」などとありました。でもこれは、単純に「だから行かない」とはならないものの、私たちのような世代だって同じですよね。

 

 また、“不安なこと”という項目もあって、「何を話していいか分からない」「社会人としての飲み会マナーが分からない」「お酒の無理強いが不安」ということが挙がっていました。

 

 私が研修などで新入社員に接していても、彼ら彼女らは、結構細かい事に気をつかっていて、失礼だったらどうしよう、常識外れと思われたらどうしよう、と心配しています。調査で挙がっている“不安なこと”と共通しているように思います。

 「積極的にコミュニケーションを取りたい」「いろいろ教えてもらいたい」「いろんなことを吸収したい」とは思っているものの、相手に対して気をつかうあまり、実際に行動するのを躊躇してしまうようです。「怒られないように・・・」「失敗しないように・・・」という意識が強いと言われる、世代的な特徴も多少はあるでしょう。

 

 特に飲み会のマナーなどというのは、確かに重要ではありますが、お酌とか席順とか、その他もろもろは場数を踏んで経験しないと分からないものです。また誰かがちょっと教えれば、それで済んでしまうことが大半だと思います。

 

 お酒の無理強いも、今はほとんどの会社で見かけなくなっていますし、もし今でもあるのだとすれば、これは特に上司先輩の側が十分に配慮すべきことです。そもそもお酒の無理強いは典型的なパワハラに当たりますし、飲めない人や飲みたくない人が「飲めません」と気軽に言い出せる雰囲気を作ることも大事です。

 

 最近は、上司先輩の方が、「今の若い子たちは飲み会は嫌がるから・・・」と、逆に気をつかい過ぎているようなところもありますが、常識的な頻度で普通に誘い、調子に乗って説教たれずに普通に話せば、それなりに付き合おうとする子たちは結構いるということです。

 

 不安を理解して、それをちょっとだけ解消してあげれば、お互いいい感じの飲み会で、いい感じに交流を深められるのではないかと思います。

 

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