上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
地震や台風に備える心構えとは
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8月8日に日向灘沖で
大きな地震が発生しました。最大震度は6弱で、震度3の柳井市でも新築マンションの避雷針が左右に揺れていました。南海トラフ巨大地震の前兆ではないかといわれ、1週間は地震に備えて準備をするように言われました。
災害が起きた時の備えとしては、
被害を受ける確率を下げること、事前に対策をすることで被害を小さくすること、そして保険に入るなどによって被害が起きた時の損失を他の方に引き受けてもらうといった方法があります。今回は主に、被害を小さくすることについてお話しします。
2日後には私が通っていた高校の同窓会がありました。
地震が起きた時にご家族や職場に対してすぐに対応できるようにするために、帰省をあきらめた方がおられました。宿泊先のホテルから港の方に目をやると、沖合に多くの船が避難していました。海上保安庁の資料によると、津波が来たら、まずは船を水深50メートルよりも深い場所へ避難させるように指示されています。
13日の金魚ちょうちん祭りが開催される前日には、
地震が起きた際の避難マニュアルが商工会議所から渡されました。震度5以上の地震が来ると祭りを中止することが決められました。祭りが開催される市内中心地は、柳井市のハザードマップによると、津波によって最大2メートル浸水する恐れがあります。何かあれば、直ちに海抜が10メートルあるサンビームやないへ来場者を避難誘導するように言われました。当日は商工会議所のそばでバルーンねぶたの警備をしながら、ただただ来場者の無事を祈りました。バルーンねぶたでは大勢の皆様が写真を撮っていました。幸いにも祭りは無事最後まで終えることができました。
安心していたら、今度はゆっくり進む台風です。
台風や大雨は慣れっこですが、この度の台風は瞬間最大風速45メートルで柳井市を直撃する予報が出ていました。気象庁の風の目安によると、風速20メートル以上で屋根瓦が飛び始めます。そこで、事務所の窓ガラスが割れた時に備えて、窓際にあるガラスなどの割れると危ないものは窓から離れた場所へ移動しました。近所を見ると、窓ガラスを養生テープでX字に固定している光景があちらこちらで見られました。
損害保険会社の営業担当者が言われるのには、
30年以内に巨大地震が起きる確率をいう時は、30年後に起きる可能性も、明日起きる可能性も同じ確率としてとらえるのだそうです。日々明るく前向きに暮らしながらも、いつ何が起きてもよいようにしておきたいですね。
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