上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
円安に備えて外貨の積立をするとどうなる?
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6月1日から、
世界最大のシェアを誇るワープロや表計算等のオフィスソフトの価格が改定されます。値上がり幅は13~15%といったところです。国によって価格に不公平感が出ないようにとのことですが、為替が円安に振れていることも影響して、日本では大幅に値上げされたような感覚になります。
身近な外貨であるアメリカドルは、
先週末から1ドル=140円を上回りました。弊社のお客様でも外国株式で資産運用をされていたり、外貨建ての生命保険に加入されていたりする方がおられます。外貨建て資産は為替の動きによって価値が変わりますので、お客様のお気持ちや資産運用に関する理解度に合わせて、外貨建て資産を増やす頻度や金額を決めるようにしています。
為替の値動きがご心配な方は、
毎月定期的に外貨を積み立てることをお勧めします。外貨に交換する際に為替手数料がかかりますが、最近は手数料が割安な金融機関が増えました。私が外貨預金で利用している金融機関では、日本円⇔アメリカドルの為替手数料は片道9銭です。
図2 今年4月末までの過去3年間の月末の為替レート(手数料含まず)
オレンジ色のグラフは直近12か月間同じ数量だけアメリカドルを買った時の平均値です。いつでも定期積立のメリットが出るとは限りませんが、積み立てることで急な変化に備えることはできそうです。
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