上津原 章(ファイナンシャルプランナー)- コラム「インデックス投資とスマートベータ運用」 - 専門家プロファイル

上津原 章
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ウエツハラ アキラ
( 山口県 / ファイナンシャルプランナー )
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インデックス投資とスマートベータ運用

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資産運用の考え方 2022-02-28 18:45

みなさまはインデックス投資と聞くと、どんなファンドを思い浮かべられますか? インデックス投資とは、日経平均株価やTOPIX、NYダウ、S&P500といった、指数(インデックス)に連動した成績を目指す投資方法のことです。

代表的な運用手法に、

運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIX)に連動する運用を行う「パッシブ運用」と、独自の手法や分析によりインデックスを上回る運用を目指す「アクティブ運用」があります。

「パッシブ運用」は、

市場全体に投資するため銘柄選定が不要で余計なコストがかかりません。また、銘柄組み換えがほとんど発生しない(※)ので、売買手数料もほとんど発生しません。不必要な利益確定がないので、運用を指図するファンドマネージャーの判断ミスによる運用利回りの低下が起きづらいです。低コストで投資対象国の経済状況に合ったリターンが得られます。デメリットは、市場の平均利回り以上の利益は見込めないこと、世界経済に大きく左右されることです。

※インデックス採用銘柄が変われば、銘柄を組み替える時に売買手数料がかかります。

「アクティブ運用」では、

バリュー株式(割安)、グロース株式(高成長)、小型株式、モメンタム株式(勢いがある)、低ボラティリティ株式(価格変動が小さい)に投資することで、パッシブ運用より好成績が期待されます。銘柄の組み換えが必要になるので、コストが高く、ファンドマネージャーが銘柄選びを間違えると、業績の良い会社の利益の恩恵を享受することができないというデメリットがあります。

スマートベータ運用は、

アクティブ運用よりも低コストに抑えられているため、世界最大級の年金基金、TIAA(全米教職員年金保険組合)や、CalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)にも採用され、また、日本ではGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)にも採用されています。

 理論上はスマートベータ運用がパッシブ運用より、好成績で運用できると思われていますが、実際のところ、必ず確実に利益が確保できるという保証はありません。市場の気まぐれには勝てません。

あなたが今、お持ちの投資信託は

どちらの運用手法か把握しておられますか。よくわからないという方は一度、上津原マネークリニックまでご相談ください。ご自分の投資方針にあっているかどうか、一緒に確認しましょう。


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