電話リレーサービスとは

損害保険会社の研修で、電話リレーサービスのことを知りました。令和3年7月1日から開始されたサービスで、聴覚や発話に困難がある方とそれ以外の方（個人だけでなく企業や自治体、医療機関、緊急通報受理機関等）を、通訳オペレータが手話・文字と音声とを通訳し、電話で双方向の意思疎通を行います。

固定電話・携帯電話事業者は、この負担金を私たち電話回線利用者に転嫁しており、2021年度は7月から2022年1月まで、各月1円（年度内で計7円）を「電話リレーサービス料」として徴収することになっています。

このサービスを使うには、

スマートファンからだと専用のアプリを起動し、パソコンからだと専用のホームページに接続します。文字チャットもできますし、カメラに接続することで、手話や顔の表情で気持ちや状況を伝えることができます。

サービスの利用料金は、

月額料ありのプランと、月額料なしのプランがあります。手話通訳者や、会話を文字で起こす方が間に入るため、一般的な固定電話や携帯電話よりも料金が高くなります。

※通話料は1分あたり（税込）

大事なのは弱者への思いやり

どんな方であっても普段からの人と人とのコミュニケーションが大事なことには変わりません。聴く力は年を取ると弱くなっていくので、サービスを使うかどうかに関わらず、ゆっくり話す、焦らず話を聞くといった耳の聞こえが弱い方への思いやりは欠かせません。契約など大事なことを行う時は、親族や信頼できる友人がそばについているといいですね。