上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
郵便局との付き合い方について考えよう
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郵便局は、現在土曜日でも郵便物を配達するサービスがあり、日曜日でも速達やレターパック、ゆうパックを配達してもらうことができます。また、ゆうちょ銀行(郵便貯金)のATMは土日祝日でも入出金に手数料がかからないので、とても助かっていました。土日に特にありがたく感じるこれらの便利な仕組みも、10月以降段階的に変わっていきます。以下、一部抜粋してお伝えします。
郵便配達 2021年10月からの変化
普通の郵便物(特定記録郵便含む)だと土日の配達がなくなります。それと、今までよりも1日~2日相手方へ届くのに多く日数がかかります。どうしても土日に届けてほしい場合は速達便やレターパック、ゆうパックを使うことになります。その代わり、速達料金が少し安くなります。
特に影響が出ると思われるのは、
到着締切がある郵便物です。大学入試だと生徒さんがぎりぎりまでどこの大学を受けるか悩まれると思います。仕事が終わり売り上げを請求する時は、取引先が定めている締日までに請求書を届ける必要があります。
送付する書類の中には当日消印有効のものも少なくありませんが、あらゆる物事を確実にするのであれば、書類の締め切り日をカレンダー等にメモして、締切日より2~3日早く着くように出す癖をつけたいものです。
郵便貯金 2022年1月17日からの変化
ショッピングモールなど郵便局外にあるゆうちょATMを利用される方は、平日18時以降・土曜14時以降・日祝は時間外手数料がかかるようになります。(詳細はいつもよく使っているATMをご確認ください。)
ゆうちょATMで払込取扱票を使って送金をする際、現金で送金した時の手数料が110円値上がりします。キャッシュカードや通帳を使って送金される方は今まで通りです。今から、キャッシュカードや通帳を使って送金をする癖をつけておきましょう。
小銭の預け入れ・引き出しをするのにも、
50枚以上は手数料がかかるようになります。読者の皆様、小銭貯金をされている方はおられませんか。たくさんの小銭をゆうちょ銀行へ預入されたい方は、年内にしておくのが良いでしょう。
改正内容をよく見てみると、
働き方改革やキャッシュレス化の流れに沿った動きのようです。平日昼間は仕事でなかなか郵便局に行く暇がとれないという方にはつらい変更となりますね。キャッシュレス決済が通用しないお店には、安くても行かなくなったという方もいらっしゃいます。おつりが暗算できないという人も増えるでしょうね。便利な世の中は、必要とされる能力も変えてしまいますね。
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