先日、とある方が、私が出展している「専門家プロファイル」をご覧になってお電話をされました。

お話は、

「転職の話が来ているのですが、今の職場と迷っています。」といった内容でした。

そこで、「どのようなことで、迷っておられるのでしょうか。」とお聞きしました。

すると、このようにいわれました。

「今は、公的機関で1日5時間勤務をしています。転職が決まると、今度はフルタイム勤務になります。」

この話だけお聞きすると転職した方がよいように感じます。

迷うのには何か事情があってのことです。

さらに詳しくお聞きすると、次のようなことをいわれました。

・今は、半分が現場での仕事。半分が事務である。

・転職先では、すべてが現場での仕事になる。

・今でも、日中の収入だけでは足らない。夜はパートで働いている。

・今は国民健康保険で、転職すると協会けんぽへ加入することになる。

・今の仕事は1年ごとの契約更新だが、転職先は定年がない。

ここまでお聞きすると、転職した方が収入などの条件がいいものの仕事がきつくなるので、体調管理がすべてであるように感じました。幸いにも、今の職場も転職先も相談者の強みが活かせる職場のようでした。

相談者もある程度の答えをお持ちでしたので、私の話を聞いて先が少し開けたようです。雑談をしながら笑顔で電話を終えました。

転職に関する意思決定は、

収入面や福利厚生のことだけではなく、お体の状態や今の預貯金の残高も大きく影響します。複合的な問題の場合、最後はお気持ち次第となります。

それでは納得しない方、一度将来の資金繰りやこれからの人生を時間をかけてシミュレーションしませんか。