来年の税制改正で、NISA（少額非課税投資制度）の非課税枠を100万円から120万円に。そして、子ども名義で行う子供版NISAとして80万円の枠を新たに作る案が出ています。

　　政府としては、私たちの株式投資などの資産運用をさらに進めて、もっと経済を活性化させたいということでしょう。

金融庁が5月に実施した、「ＦＰ・証券営業員等に対するＮＩＳＡ利用者の意識等に関するアンケート調査」によると、

　投資未経験者や若年者に対してNISA口座への関心が高まっていると答えた方が、全体の29.4％になっています。

　同じ調査の中で、一つ気になる結果があります。投資スタンスについてです。

　みかん通信では、普段から投資時期を複数回に分けることをおすすめしています。ただ、調査結果では、「投資時期を見計らい、まとまった額を一括投資したい」といわれる方が67.7％、全体の3分の2になっています。いろいろ投資のことを学んでも、やはりタイミングよく買って少しでも多く儲けたいという気持ちがうかがえます。

どうしてもタイミングを計りたい方のために、

今日は株価の指標の中から、ＲＳＩ（相対力指数）についてお話しします。ＲＳＩとは、決められた期間の中で、上下に動く幅のうち、上に動く幅はどのくらいの割合かを表したものです。それでは、例を挙げて計算します。

ＲＳＩは、相場の勢いを表す指標です。よって、使われる方は過去のＲＳＩのグラフを見ながら、「いくらまで下がったら買い」「いくらまで上がったら売り」という風にルールを決められるとよいでしょう。ヤフーファイナンスを例にとると、直近14日分のＲＳＩが日々計算されグラフ化されています。

タイミングを計れない時は？

投資時期を見計ろうと思っても、株価がどんどん上がって、投資のタイミングがつかめないこともあります。そのような時はぐっと我慢して次の機会を待つということも大事です。どうしても買い逃すのがいやだというのであれば、投資時期を見計らうことはあきらめて、積立投資などで毎月決まった金額を買うということを機械的におこなうのも一つの方法です。