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上津原 章
ウエツハラ アキラ
(
山口県 / ファイナンシャルプランナー
)
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長期投資をしている時の不安にどう立ち向かうか
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ライフプランの心
フォローアップ
2008-06-04 22:40
山口県のファイナンシャルプランナー 上津原です。
今日は、「長期投資をしているときの心構え」についてお話します。
私たちファイナンシャルプランナーは、よく長期投資の重要性についてお話します。とはいえ長期投資は、必ずしも楽なものではありません。
株式市場一つとっても、3ヶ月前は1ドル=100円を上回る急激な円高によって大きく下げました。思うようにいかないのが株式市場であり、資産運用であることがよくわかります。
私は10年前から株式投資をしています。
株式投資の当初は、儲かればいいという発想でしたが、フィデリティの伝説的なファンドマネージャーであるピーター・リンチや、さわかみ投信の社長の澤上篤人氏に触発されて、私も長期投資について考えるようになりました。
長期投資について私がまず考えたのは、
「今私が持っている株は、本当に5年後も10年後も大丈夫な銘柄なのだろうか。」
ということでした。そのためには、株価や決算書だけではなく、会社の実態もわかっておく必要がありそうだと思いました。
まず、投資した銘柄の持っている店舗や工場を観察してみようと思いました。
ファーストリテイリングを例にとってお話しますと、
・ユニクロに足を運び実際に服を試着してみます。
・服の色や陳列、デザインを見てみます。
・店員さんの表情もチェックします。
・購入した服の着心地が良いかどうかをチェックします。
・必要があれば、妻にも同行してもらいます。
これらの観察によって、私の投資した銘柄に対する判断が正しかったかどうか判断します。時には投資家広報の担当者にクレームのメールや電話を入れることもあります。
長期投資家の最大の不安は、「持つことの不安」です。
なぜなら、どんなによい会社でも、日本や世界の景気が悪い状況では株価が大きく下がることがあるからです。そして、何よりも気をつけなければならないのは、あなた以外の投資家の評価は時々刻々変化するということです。
「持つことの不安」を象徴するのは、ヤフー等の利益成長をしていながらも投資家から見放され株価が大きく下がった銘柄です。ヤフーは2000年の前半に1億数千万円(株式分割前)の株価だった時期があります。
ヤフーを2000年前半に買っていた方でも、ライブドアショックの直前まで株をそのまま持っていれば、大きく損をしていないか利益が出ていたでしょう。とはいえ、どん底のときには10分の1以下まで株価が下がりましたので、およそ6年間辛抱された株主はすごい方だと思います。
「長期間持つことの不安」を乗り越えることができるのは、自分がその銘柄を愛する気持ちではないかと私は思います。その気持ちを持っていれば、株主として一生懸命応援し、決算書によって今の会社の状況を確認し、株をずっと持ち続けるでしょう。
皆さんが、一生でも付き合ってみたい銘柄に出会い、正々堂々と「私は資産運用で成功しました」といえるぐらいになったらいいですね。
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