対象:住宅・不動産トラブル
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ハウスメーカーで300万円の手付金を支払い契約しました。現在図面も最終段階ってところで担当の営業マン、契約前から打ち合わせしていた設計士が相次いで辞めていきました。どうも、会社の内容が悪く・・・との事です。ところでこのままメーカーが倒産してしまった場合(民事再生とかではなく破産)手付金はどうなりますか?通常、未完成物件の場合、売買代金の5%を超える金額は保全措置をとらないといけないと聞きましたが、とてもとっているようには思えません。仮にとっていなかった場合はどうなるのか教えて下さい。よろしくお願いします。
王子さん ( 千葉県 / 男性 / 34歳 )
回答:2件
手付金等の保全措置について
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
個別の法的解釈に関しては、弁護士、司法書士等の専門家へご相談下さい。
まず、今回の契約が不動産売買契約なのか
建物請負契約なのかをご確認下さい。
不動産売買契約には宅地建物取引業法が適用となりますが、
建物請負契約に関してはその適用がありません。
宅地建物取引業法で自ら売主となる場合に対する規制として
「手付金等の保全措置」があります。
売買代金の10%(未完成物件の場合は5%)または1000万円を超える場合、
売主である不動産業者に、手付金等の保全措置を講ずることが
義務付けられています。
今回の契約が「不動産売買契約」で、300万円の手付け金が
売買契約書の金額の5%を上回っているのであれば
宅地建物取引業法によって義務が生じているので
売主の不動産業者に保全措置を要求することができます。
また、宅建業法違反で責任を追及することもできます。
しかし、今回の契約が「建物請負契約」である場合、
宅建業法は関係ありませんので、手付金に関して
保全措置を要求することはできません。
ご相談内容からは、ハウスメーカーとの契約なので、
建物請負契約のことなのではと思われます。
本当に、会社の状態が悪くて
営業マンや設計士が次々と辞めて行くのであれば、
とても危険な状況です。
手付け金は仕方がないとしても、今後は建物が完成するまで
中間金等の金銭をハウスメーカーに渡さないほうが安全です。
仮に、値引きをするから中間金をたくさん入れて欲しい等の
申出があっても対応しないほうが良いと思います。
なかなか安心できない状況だとは思いますが、
素敵なマイホームを実現されることを願っております。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
王子さん
素早いご回答、ありがとうございます。
言葉が足りなくてすみませんでした。
建物請負契約です。
非常に分かりやすくて勉強になりました。
また、ご相談させて頂くかもしれませんが、
その際はひとつよろしくお願い致します。
回答専門家
- 真山 英二
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント)
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
ハウスメーカーとの契約について
王子 さま
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、
「ハウスメーカーで300万円の手付金を支払い契約しました」とありますが、そもそも、どのような契約なのでしょうか?
ハウスメーカーと契約されているので、建物の請負契約だと仮定して回答いたします。
(詳しい契約内容がわからないので、一般的な回答となってしまいます。ご了承ください。)
まず、手付金を300万円納めて請負契約を結んだということですが、そもそも、建物の最終仕様が確認していない段階で、契約したことに問題があります。
ただし、請負契約は、建築士が契約前に、施主に対し『重要事項』を説明することが義務づけられていますので、この説明がなかったのでしたら、契約自体をなかったものにすることはできるかもしれません。
詳しくは、県庁の住宅課などに問い合わせてみてください。
また、手付金に関してですが、建物の請負契約にいたっては、宅建業法の定めではない為、手付金5%以上の場合の保全処置などは対象となりません。
本来なら契約締結前に手続きをしなければならないのですが、「住宅完成保証制度」という制度がございますので、こちらが利用できないかハウスメーカーに確認されてみてください。
以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也
評価・お礼
王子さん
なるほどですね。
「住宅完成保証制度」メーカーに聞いてみます。
すみません、契約内容は建物請負契約です。
非常に参考になりました。
ありがとうございました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
(現在のポイント:-pt)
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