対象:投資相談
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住宅ローンや子供の学費で四苦八苦しているうちに、主人の定年がもうそこまで迫ってきました。そして、老後資金が用意できていないということにも気がつきました。慌てて昨年の8月より投資信託を始めましたが、自動的に積み立てているだけで、今後どのようにしたらよいのでしょうか。
主人57歳(60歳定年、65歳まで契約社員可能)
私 53歳、現在パート。
私のお給料で昨年の8月よりささやかながら投資信託を始めました。毎月の積立で長期保有がよいらしいというので始めましたが、始めたとたんに値が下がりびっくりしました。
最近は少しずつ黒字になってきましたが、投資信託の場合、どの時点で利益の確定をしたら良いのでしょうか。
長期に保有すると複利効果があるということですが、分配金は「0」ですし、銀行の定期預金などでいう利息というものが良くわかりません。
基準価格も下ってしまえば昨年の秋の状態に戻ってしまうのでしょうし、長期保有がよいという意味がいまひとつわかりません。
投資信託で利益を確定していく方法をお教えください。
現在保有している投資信託は
・三菱インデックスファンド225
・SSGA外国株式インデックスオープン
・プルデンシャルPRU海外債権マーケットパフォーマー
・セゾンバンガードグローバルバランスファンド
以上毎月1万円ずつの積み立てです。
尚、10年ほど前から、持ち株会で主人の会社に月1万円ほど積み立てていますが、それは、積立平均株価の6割ほどになってしまいました。
以上ですが、よろしくお願いいたします。
mしゅなさん
回答:7件
ファンド選択は悪くないと思います、しかし・・
はじめまして、FPの岩川と申します。
投資信託は、分散投資商品ですから、長期投資がキホンです。
分散している投資先が、債券か株式、海外か国内かなどにより、
資産が形成される期間が異なります。
●まず、利益の確定場面は二つあります。
ひとつは、運用資金の使用使途を迎えたとき。
ただ、使用するまで、放りっぱなしでは、実際のところ上昇しても、
解約時に、下がっていれば損をする可能性もあります。
従って、高くなった場面で売却し利益を得ます。
また、その資金で安くなった資産を購入しなければなりません。
しかし、安値、高値を、的確に当て続けることができないと
資産は殖えず、逆に損失を多くしてしまう可能性があります。
そこで、保有中は、資産配分の修正を行います。
このリバランスは、高く売り、安く買うことをシステマチックに
行うことができます。
リバランスについて↓
http://www.toushinmkt.com/tm/knows/rebalance.html
●複利について
おっしゃる通り、投資信託は決まって利息が付くわけではないので、
マイナス期間があれば、当然「複利」という概念が当てはまりません。
つまり、投資信託そのものが「複利」ではないのです。
しかし、投資信託の投資先である株式は、投資された資金で事業を行い、
その事業で得られた収益は、すべて投資家に配当せず、来年度の事業資金に
再投資されます。これを複利と考えられていると思います。
(複利の株式、複利でない商品投資↓)
http://toushinmkt.seesaa.net/article/113535192.html
現在、4つのファンドに分散し、きめ細かい分散投資をしているように感じますが、
実際は投資先が重複しています。
バンガードの中に、三菱225、SSGA、PRUはすべて含まれます。
リスクやリターンをコントロールするために4つに分けているのであればOkですが、単に分散投資の効果を高める目的であれば意味がありません。
補足
とくに目的もなく、メンテンンス方法などが不明であればバンガード一つに4万を投資した方が明らかに効率的な運用ができます。
リバランスは、市場の動向に左右されたり、コスト、税金も考慮して行います。したがって、余程勉強している、または、訓練している方でなければ、的確に行うのは非常に難しいのです。
バンガードは、バランスファンドなのでオートリバランスです。継続を心がけるだけですから、一般家庭の資産形成にはとても向いていると考えます。
バランスファンドの記載のみ参考にしてください。
http://www.toushinmkt.com/bbs/bbs.cgi?mode=detail&no=9&num=
それから、最後にインデックスファンドですから、分配金を積極的に出しません。また、「分配金がある=殖える」ではありません。
たとえば保有のPRUは、ファンド設定後一度も分配金を出さず、税金も取られることなく、まさに複利運用されている万能なファンドです。長期投資の場合、むしろ分配金はでなくて良いのです。
では、ファンドに関しては、細かいこともお答えできます。
ご不明な点があれば、気軽にご質問ください。
回答専門家
- 岩川 昌樹
- (千葉県 / ファイナンシャルプランナー)
- FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します
お客さんごとに異なるライフスタイルやリスク許容度に応じて、オーダーメイドの資産形成サービスを提供しております。資産形成を始めてみたいが、何から手を付けたら良いか解からないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
利益確定はゆっくりと
mしゅな様 バームスコーポレーションの杉山と申します。
ファンドの選択は雑誌等で人気の高いものを選択されましたね。個別のファンドはすべてインデックスファンドで問題ないと思います。
日本株式 海外株式 日本債券 海外債券 ウェイト
三菱225 100% 25%
SSGA 100% 25%
プル 100% 25%
セゾン 5.30% 44.70% 11.80% 38.20% 25%
ポートフォリオ 26.3% 36.2% 3.0% 34.6% 100%
ポートフォリオの配分も悪くないと思います。
投資信託の利益の確定の話ですが、ご指摘の通り、昨年の秋から冬にかけてのような状態になると利益を確定することにちゅうちょしてしまいますね。そこで、積み立てるときも時間をかけて積み立てたので、取り崩する時も時間をかけて取り崩すようにしてください。ある時点で一気に投資信託を解約しようとすると、タイミングが良いのか悪いのか、その判断で悩まされます。
しかし、毎月、少しずつ解約していけばその苦労はありません。少しずつリスクのあるものを少なくしていくイメージです。投資のイメージは、四角のイメージではなく、山形のイメージですね。
長期保有することのリスクに関しては、こちらをご覧ください
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
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記事制作に関するご相談
計画が必要です
mしゅな様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナー(IFA)の森本直人と申します。
ご相談の件、投資信託は、ただ買えばよいというものではありません。
運用を開始する前に、計画を立て、あくまでその計画の中で、道具として、投資信託を活用していきます。
運用目的、運用期間、目標利回り、資産配分、リバランスの方法...などなど、具体的な数字の計画が必要です。
この設計図が一番大切なものであり、投資信託はあくまで道具に過ぎません。
もちろん、どの時点で利益の確定をしたら良いのか、についても本来は、スタート時に決めておくべきことです。
個人的には、「長期保有がよい」「複利効果がある」「インデックスファンドがよい」といった断片的な知識だけがひとり歩きしていくことに対して、危惧を感じています。
何しろ、価格変動のある話ですから、貯蓄とは、まったく違うものとご理解ください。
さらに具体的なことについては、個別にご相談されることをおすすめします。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
-
利益確定は使用時期に・・・
はじめまして、mしゅなさん。
''FP事務所 マネースミス''の吉野裕一です。
まず、昨年の8月から積立をされていると言うのは、大暴落の時期も買付けをされているので短期的に観れば良い時期に始められていると思います。
ご主人様の持ち株会で6割になっているのを考えると、集中投資より分散投資の効果が出ていると実感されるのではないでしょうか。
分配金が0と言う事で不安に思われているようですが、分配金が出ない分はそのファンドの純資産総額に再投資されていると言う事です。ですので目には見えないですが基準価額も分配金が出るものよりも下落が少なくなっているはずです。
分配金が0のメリットは、再投資型では分配金として出されるとその時点で課税されて10%か20%の税金が徴収されるのですが、分配金が出ないと課税されませんので分配型より多めに複利の効果が期待できているのです。
さて利益を確定する時期ですが、やはり目的の時期が利益を確定される時期だと思います。
しかし、運用を始めた当初は長期投資で考えられていても使用時期が近づくと長期投資ではなくなりますね。
運用期間が短くなってくるとリスクのある商品の割合を下げる作業も必要になってきます。
今後の投資されている資金の使用目的によっては、定年をされる時期に毎月分配型などのものにして運用をしながらインカムゲインを受け取るのか、取り崩しながら受け取るのかを考えて運用商品を考えていかれると良いと思います。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資信託の損益の確定は概ね売却・解約で実現します。
mしゅな様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資信託の利益は、
分配金を払わない定款のものは、基準価格に含まれます。
この場合には、基準価格が購入時より高くなれば利益が上がっている(含み益がある)、購入時より下がっている(含み損がある)とご認識ください。例えて言えば株価と同様とお考えください。
毎年(毎月〜半年)決算のものは、1年に1回決算をして分配金を出す・出さないを決めます(株式の配当金に類似しています)。分配金には2通りあり、購入時より基準価格が高い場合で、その儲け分から出されるものと、基準価格よりも分配金が低くなる場合のもの(特別分配金といいます)があり、特別分配金はご自分の元本が戻されることになります。
そして、分配金を再投資するように契約している再投資型の場合には、投資信託の口数が増えます。この口数×基準価格が最初に投資した金額よりも多ければ利益が出ていることになります。
何れの場合にも、定期預金のように一定の利率で利子が出るものとは異なり、常に運用の良さや悪さ、経済環境の変化などで利益が出たり元本が割れたりいたします。
投資信託の場合、利益が確定するのは下記の様に売却・解約した時点で、損益が確定し、それまでは含み益・含み損がある状態になります。
一つには資金をご利用になる際に必要な金額分の口数を解約・売却することで、資金の回収を図ります。(その時点で、口数分の損益が確定します)
または、投資期間の途中で、投資信託の利益が出ている状態(損失が出ている状態)で売却・解約いたしますと、当該口数分の損益が確定します。その後資金を保有されて、有利な状況と思えたら新しい投信を購入することになりますが、頻繁に行いますと売買手数料や信託財産留保額等の手数料が掛かり、投資のコストアップ要因に為りますので、あまりお勧めできません。
補足
ところで現在保有されている、投資信託は全てがインデックス・ファンドで構成されています。
現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、現在の積み立てを継続されるようお勧めします。
なお、毎月投資の基礎知識の勉強会を開催しています。宜しければご参加ください。
来月は7月11日に予定しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
小林 治行
ファイナンシャルプランナー
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やはりライフプランから始めましょう
mしゅなさん、今日は。CFPの小林治行です。
投信はネットでご覧なれる自己口座の残高総額(手数料は差し引き済)-累計取得金額=損得となります。ネットでも損益が出ているはずです。
よって利益確定は資金化するまでは波間にあるようなものです。
お売りになって初めて確定です。
ご相談内容によると、他の資産の状況が分かりませんので、このまま継続が良いかどうか判断しかねます。
ご家族の人数とか、貯蓄額とか不動産等のほかの資産を伺い、全体のバランスを見ます。
安定性資金(貯金等元本確保型)がしっかりしているかどうか。ご主人の万一の際の保険はしっかりしているか。そうしたうえで余裕資金があるかどうを判断します。
投資は変動がありますし、資金化しようとする時に相場が低迷していれば、売るに売れない場面もあります。投資は余裕資金を当てる、は理屈に合うのです。
毎月購入型は賢い方法です。これをドル・コスト法といい、取得原価を結果的に引き下げるのに役立ちます。
アドバイスとしては、やはりファイナンシャル・プランナーにライフ・プランニングをご相談されたほうがご安心かと思います。
ファイナンシャルプランナー
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利益確定よりもリバランスを考えます
mしゅなさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
投資信託の利益は値上がり益と分配金の再投資による口数の増加です。
分配は運用状況が良い時でないとありませんし、ほとんど分配をしないで基準価額を上げるタイプもあります。
一定額までいったら利益確定するという方法もありますが、積み立て型中心にやっていらっしゃるようですので、下がっているときは多くの口数を買えます。当分はコツコツ積み増すことを考えましょう。
今回のような金融危機が再度来るとしたら、緊急避難的に解約して目減りを抑えることも必要となるでしょうが、そうでなければ売買を頻繁にすると、そのたびに手数料がかかります。
利益確定ではなく、配分が崩れたときのリバランスを考えましょう。
ファンド1本1本ではなく、全体としての利回りとリスク低減を重視します。
現在インデックス中心にやっていらっしゃるようですね。20年、30年と長期であればなるべくコストを安くしたほうがいいでしょうが、それほど長くない場合は、多少のコストをかけてでもよいパフォーマンスのファンドを選んではいかがでしょう?
販売手数料や信託報酬を考慮してもインデックスを上回るファンドもあります。
定年も迫っているとのことですので、セカンドライフプランニングをお勧めします。
生活費は年金だけでやっていけるでしょうか?年金では不足するとなるといくら必要でしょう?退職金見込み額は?奥様の年金見込み額は?
また車の買い替えや、リフォームなどの大きな出費はどのくらい必要でしょうか?
それらの収入見込み額と支出見込み額を割り出して、老後資金としていくら必要か目標を立てることが大切です。
自社株は給与やボーナスと連動しますので、リスク分散という意味から保有はほどほどに。
積み立てをストップすることも考えてみましょう。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
(現在のポイント:-pt)
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