対象:ペットの医療・健康
10月17日に飼い犬が卵巣がんにかかり、摘出手術をしました。年齢は13歳です。
手術後、食欲がまったくなくなり自ら食べ物を食べなくなってしまいました。
毎日ご飯をたべさせても、なかなか食べてくれず、食べてももどしてしまいます。
鼻づまりも酷く、息も苦しそうです。
鼻は人間の風邪を引いたときのような鼻水が出ます。
手術後、皮下点滴を受けていましたが体調が戻らず、このままでは危ないとの事でしたので血管に直接栄養を入れま
しょうとの治療方法に切り替え、毎日半日入院で点滴をしてもあまり変化が見られません。
半日入院から帰ってきたら、ぐったりとして身動きひとつしない毎日が続いています。
自力で起き上がる事もできません。
このままの治療法でいいのかもわからず、データを見ても家族も意味がわからず
困惑するばかりです。
何か別の方法や現段階を改善する方法があれば参考にしたいので是非お教え下さい。
よろしくお願いします。
現在の血液・生化学検査結果は
赤血球:682万個*白血球:42300個*Ht:41.8%*PLT:32.2mg/dl*BUN:8mg/dl*Glu:168mg/dl*T-Bil:0.9mg/dl*GOT:19TU/L*GPT:117TU/L*T-cho:217:mg/dl
Na=165
K=2.4
Cl=114
と表記されています。
NNTUNNTUさん ( 大阪府 / 女性 / 30歳 )
回答:1件
犬の手術後の嘔吐、食欲不振
回答が遅くなりまして申し訳ありません。ご心配のことと思います。拝見させていただきました血液検査データの中では、WBC(白血球数)、T-Bi(総ビリルビン値)、GPT(肝酵素)、K(カリウム)が正常範囲から外れています。白血球に関しましては、このデータが術後1週間目のものでしたら、かなり高いです。
ただ、手術野が広範囲で、さらに筋層まで及ぶ深いものだとしましたら、浸出液などの浸潤などもあって、この数値でも仕方ないのかなとも思いますが・・・。GPTは正常範囲を超えているものの、それほど異常値ではないし、GOT(やはり肝酵素)が正常範囲に入っていることから、肝臓に大きなダメージがあるようには思えません。カリウム(K)は嘔吐があったために低下したのだと思いますが、このKの値を御補正するような静脈内輸液をしなければ、Kは輸液によって益々低下し、嘔吐は収まりません(きっとすでに病院でしていただいていると思います)。
WBCが高いこと、GPT,ビリルビン値が少し高いこと、嘔吐が見られることなどから、膵臓、胃十二指腸、胆管系になにかトラブルがあるようなので、この辺りの検査を実施して、早く嘔吐から開放してあげることが大事です。鼻詰まり、鼻水は嘔吐したときに、吐物が鼻腔に流れ込んだために、酸性の強い液で鼻粘膜が炎症を起こしているようです。これは抗生剤の投与で次第に治まってくると思います。
広範囲の乳腺摘出術は、たとえ傷が浅くても、かなり痛いようで、鎮痛剤を与えてもじっとしているワンちゃんもたくさんいますが、嘔吐、食欲不振は、別のことが起こっているようなので突き止める必要があると思います。
評価・お礼
NNTUNNTUさん
井上 等 先生
お忙しい中ご回答ありがとうございました。
残念ながら、食欲不振と嘔吐が改善せず犬は死んでしまいました。
最後には少ない量でしたが下血をし、お腹の皮膚が真っ赤になって死んでいきました。
絶えずお腹を冷やしたがっていたので、お腹になにかあったのかもしれません・・・。
原因が何か今となってはわかりませんが。。。
今回の件では丁寧なご回答感謝しております。
ありがとうございました。
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