対象:リフォーム・増改築
先日、屋根裏に物置を作ろうと屋根裏にあがったところ、天井に断熱材などが無いのが気になりました。家は築20年の木造軸組工法の2階建てで、天井はつり天井です。屋根に隙間はたくさんあります。
この状態の家屋では、断熱材を天井裏に貼ることで不具合など生じるでしょうか?夏は熱気がこもり、冬は暖房が効きにくいのはこのせいではないかとおもう反面、この状態で乾燥面など家によい状態なのかな?ともおもいます。天井に断熱材を貼ることで、家のバランスがくずれないか心配ですのでアドバイスよろしくお願いします。
なお、1Fの天井もこの状態ですので、1FのTVの音などもよくきこえるので困ってます。
しゅりんさん ( 兵庫県 / 男性 / 37歳 )
回答:2件
大丈夫です!
しゅりんさん、初めまして。ジークエストの岡村です。
最初のご質問の【断熱材】についてですが、天井に断熱材を貼る事で家のバランスが崩れるという事はありません。
確かに、冷暖房効率は断熱材の有無で変化しますので、無いよりあった方が、冷暖房効率は良くなります。
それよりも、しゅりんさんの文中の「屋根に隙間はたくさんあります」というところが気になりますが・・・
(万一、雨などが漏れたりしていた場合、そこに断熱材があると水分を含み、重量も増えますので決して良い状態とは言えません。)
また、“1階のテレビの音が聞こえる”件に付きましては、1階の天井裏に断熱材を入れても、あまり効果は無いように思います。
音は、上へ上がる性質がありますので、どうしても1階の音が気になるのでしたら、2階の床下か1階の天井へ“遮音シート”を敷くと良いと思います。
いずれにしましても、下地への施工になりますので、工事が必要になります。
回答専門家

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各務 謙司
建築家
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屋根裏断熱の2つの方法
屋根裏の断熱材についてのご質問ですが、前の方の回答と同じく、大丈夫だと考えます。
ただ、屋根裏の断熱材には2通りの考え方があるので、それを整理しておきたいと思います。
まず天井上に施工する断熱材は、2階室内の温熱環境を改善する事に役立ちます。特に冬の暖房を逃さない上では重要です。ただ、夏の日射による暑さにはあまり効きません。屋根から常に熱が供給されるので、屋根裏の音頭が高くなってしまうので、幾ら冷房を掛けても効かなくなってしまうのです。
もう一つは屋根裏に貼る断熱材です。これは夏の暑さに有効です。屋根裏に熱が溜まるのを防ぐ事が出来るからです。
これら両者を組み合わせて、かつ壁や屋根裏の空気が上手く流れるように施工する事で、2階の居室の温熱環境は格段に良くなるとハズです。
参考写真は奥に見えるのが屋根裏の断熱材で、壁にはめ込まれている断熱材はこのまま天井裏を包むようになります。
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