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飯島 宗裕
研修講師
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ロジカルシンキングの実践ポイント。
こんにちは。
ビーイットの飯島です。
ロジカルシンキング。
巷では「問題解決の手法」として取り上げられることが
多いのですが、様々な使い方ができるんです。
ここではいくつかを紹介いたします。
1、仕事の優先順位をつける
人は「やりやすい仕事」から手をつける傾向があります。
しかし、そのようなやり方では「締め切りに追われてしまう」
「重要な仕事が後回しになってしまった」などということが
起こりやすいのです。
そこでマトリックスというツールを用いて「重要度」と「緊急度」
の軸で今ある仕事を分類していきます。
そうすると、やるべき仕事が明確になり、効率よく効果的な
仕事をすることができます。
2、説明力や説得力が増す
相手に説明や説得を行う時に何がポイントになるでしょうか。
それは「具体的な根拠」を示し、「わかりやすく」相手に示すことです。
「なぜなら・・・」という考え方もロジカルシンキングの一つ。
根拠を明確にして順序だてて(フローという手法です)話すことが
できれば、相手に伝わりやすくなるのです。
3、問題の解決
問題とは「理想と現実のギャップ」です。
例えば1時間かかってしまう仕事を45分で終わらせたい。
どうすればよいのか。ということも問題です。
A君をあるレベルまで成長させたい。でも今はこのレベル。
どうすればよいのか。これも問題。
ロジカルシンキングでは、この問題をツリー等のツールを使って
解決していきます。
今回は3つの例だけですが、かなり多くの場面において使うことが
できます。あとは意識して「いつもより少し考えてみる」といった
ことも大切かもしれません。
参考になれば幸いです。
補足
ロジカルシンキングは「考え方の慣れ」が必要です。
そのためには「単に参考図書を読む」「研修を受ける」ということだけでは
不十分です。日頃から「論理的に考える」クセをつけると良いでしょう。
実は人は「あたりまえ」のようにロジカルシンキングを使っています。
「赤信号は渡ってはいけない」
「今目の前にある信号は赤だ」
「ゆえに私は今渡ってはいけない」
これはロジカルシンキングの演繹法ですが、これを意識して考えたことは
あまりないですよね。
でも、多くの場面で「矛盾のある話し方」「矛盾のある考え方」をしている
ことも多いのです。
「赤信号は渡ってはいけない」
「でもみんな渡っている」
「ゆえに私は今渡ってもいい」
これは正しい論理でしょうか?
このような考え方をいつもする必要はありませんが、
例えば相手の説明を聞いて「それって論理的?」と考え
ながら聞くことも一つのトレーニングになります。
中西 史子
ビジネスコーチ
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ロジカルシンキングは、使い方が重要です。
ロジカルシンキングは知識として学んでも、様々な物事に対する対応や日々のディシジョンメイキングに活用するとなると別の問題が存在します。もしロジカルシンキングで物事を進めているにも関わらず、うまく物事が運ばない場合、論理方法が間違っていたのか、 現実の方が間違っているのか、はたまた別の理由なのか?
ロジカルシンキングが役立つ状況の一つは、感情で判断してしまい冷静な判断ができない、
または思い込みで判断している場合には大変有効です。ロジカルシンキングによって、事象に対する本当の原因と結果を導いてくれる可能性が増します。
二つ目に、第三者に対しての理論的説明です。思考パターンや価値観は人それぞれ異なります。
そのような中で方向性を共有しなければならない場合に共通の方程式が必要です。
「自分はなぜこの様に考えたのか。何を根拠にそう思ったのか。その先に何が待っている可能性があるのか。」それを、So,What?を繰り返すことで、誰もが納得できる理論性を見いだしてゆくことが、牽いては自分自身への確信にもつながります。
理論から導かれた解が、必ずしも物事の真理を導いてたり将来の予測を保証するものではありませんが、自分の思考を客観的に整理し、認知のゆがみを修正することで、あるべき姿へ少しでも近づくことはできます。また、共通の言語により第三者への説明努力を行うことが人々の情報と理解の共有化をもたらし、潤滑油としての役割を果たすことができれば理想的です。
「思考」の根源的な話になりますが、人は潜在的な意識にかなり支配されています。 感情での判断、認知のゆがみという言葉が出てきましたが、潜在的な願望や過去の体験、認知のパターンには相当な個人差があり、人それぞれ異なる特徴的な思考パターンの違いを認識し理論的に整理していくというこの考え方こそが「ロジカルに己と向き合う」ということ。
ロジカルシンキングは手法のみに陥ると、攻撃的な理論武装になり、ドライな人という印象を与え兼ねません。どのようにこのツール使うかは、めざすべき方向性、品格に影響されます。自分にとって、組織にとって、会社にとって、そして社会が良くなるためには、どのような判断をすべきか。
このような観点に立った上で、公平かつ冷静な判断と物事の因果関係の整合性の検証こそが、ロジカルシンキングの本来の姿であればと思います。
補足
少し臨床心理学の領域になりますが、「認知行動療法」というものがあります。 これは、 ある出来事が起こったときに、自動的に頭に浮かんでくる考え・・これを「自動思考」といいますがこの自動思考に注意を傾け、より良い修正をかけることで適切な反応ができるようにするというものです。
同じく「森田療法」と言われる方法では、感情、思考、行動を切り離すことで、問題解決に近づけようという手法です。これは一見、感情を無視してドラスティックな判断と行動をするように思えますが、むしろその逆です。感情をすべて受け入れた上で、ではその目的を達成するためには、どのように考え、行動すればよいのかを、冷静に紐解いてゆく作業を意味しています。
★「森田療法」でポジティブな問題解決に役立ちそうなものをいくつかご紹介します。
・気分本位から、目的本位の行動パターンにする。
・気分はコントロールできないが、行動はコントロールできる。
例:自信を上げることはできないが、自信がないままで行動することはできる。
・迷った時はチャレンジする。理屈より実践重視。
★ロジカルシンキング、タイプ別活かし方。
物事を感情で判断してしまうタイプの人・・・
理論的思考の習得により、目先の判断ではなくステークホルダー全体のメリットを冷静に判断できるようになると、物事がうまく回り始めるでしょう。
基本的にロジカルに物事を考える人・・・
めざすべき理想の姿が、自分の感情から生まれた産物かまたはパッションが存在するかを確認しながら事象をブレイクダウンしていくと協力者が増えるでしょう。
青木 秀樹
ビジネスコーチ
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どのような場面で実践したいかです。
こんにちは、ビジネスコーチの青木秀樹です。
ロジカルシンキングを実践することを難しいとお考えのようです。
確かに本を読むと、分かるけどもどこでどう使うか悩むところです。
まず、ロジカルシンキングをどのようなことで使おうと思っているのか明確にすることが大切かと思います。
ロジカルシンキングは使わなくても問題解決や論理的思考で考えている人はたくさんいます。
多分ここで説明しても実践を通じて体験できないと難しいかも知れません。
ポイントで言うと、ものごとの原因を考える時に何故・何故・何故と考えを深め、その考えた結果に矛盾がなく納得する答えが導き出せることが出来ると良いでしょう。
ものごとをブレイクダウンして考え、導いた答えに矛盾がなく、それを相手にわかるように説明できることがポイントだと思います。
やってみてください。
青木秀樹
(現在のポイント:-pt)
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