対象:老後・セカンドライフ
今現在、自分も両親も兄弟も、都内に在住しています。
しかし、両親とも実家は地方にあり、お墓も実家近くのお寺にある状態です。
今はまだ、親の兄弟など、近い関係の親戚がいるので定期的に田舎に帰省しています。
ですが、上京している親戚の方が多いため、あと何人か亡くなってしまったら、もう帰省することも滅多になくなってしまう可能性が高いです。
そのため、都内のお寺にお墓を移せたら……と思っているのですが、以下の理由があり悩んでいます。
・祖父が亡くなる前、ちゃんと地元のお墓に入れて欲しいと何度も言っており、自分で積立もしていた(皆知ってることなので、移していいものか悩ましい)。
・そもそも都内に懇意にしているお寺や、仲良しのお寺があるわけではないので、どういう基準でお寺やお墓を選べばいいのか分からない。
・調べていると、納骨堂?にするのはどうか、費用はどうなのか、宗派を変えるのか?など色々なことが出てきて、家族の中でも意見が割れ始めてしまっている。
都内にお墓を移すということはほぼ決定なのですが、考えることが多く正直嫌になりそうです。何から考え、何から手をつけ、どう実行していけばいいのか……。
手続きや制度のこともそうですし、家族や故人の気持ちとどう折り合いをつけて考えればいいのか……。
丸投げな質問で大変申し訳ないのですが、専門家の皆様の視点から、何かアドバイスをいただけたらありがたいです。
mari_angさん
(
東京都 / 女性 / 25歳 )
回答:4件
ご参考になれば幸いです。
徳島県でファイナンシャルプランナーをしております岡本と申します。
状況をわかりやすく整理しお伝えくださりありがとうございます。
今回のご相談は単なるお墓の問題だけではなく、ご家族の合意形成、祖父のお気持ち、改葬の実務の複合案件かと思います。
嫌になるお気持ちよくわかります。
その上でファイナンシャルプランナーの視点で、お話をさせていただきますと、まず都内への改葬は珍しくありません。むしろ今は一般的です。
私のお客様も徳島から京都へ改葬された方がいらっしゃいます。
ですので考える順番さえ間違えなければ、家族の揉め事は最小化できるかと思います。
1.最初にやるべきは場所選びではなく、この先20~30年、誰が、どれくらいの負担で、お墓を管理するかです。
ご依頼者様は25歳とのこと。
将来の転居・海外なども普通にあり得るかと思います。
なので判断軸はシンプルに
・お参りに無理なく行けるか
・継承者がいなくなっても無縁化しないか
・維持費が家計の固定費にならないか
でよいかと思います。
そう考えると地方の墓を守り続けるという選択肢はお選びになられないかとおもいます。
これは冷たい判断ではなく、現実的な優しさだと思います。
2.祖父の地元に入りたいという想いとの折り合いこれは一番悩ましいですよね。
ですがポイント、想いを守ると、場所を守るは別という考え方。
こう整理されてみてはどうでしょう?
祖父は
『忘れられず、ちゃんと供養されること』を望んでいたと。
今の状態では地元の墓は将来的に誰も行かなくなる可能性が高い
つまり都内に移すことは、祖父の願いを否定するのではなく守ること。
ご家族へは、
場所は変わるけど、供養の頻度はむしろ増える
と説明されてみてはどうでしょう?
3. お寺、宗派、納骨堂問題の整理
要因を分解していけばシンプルに見えてきます。
オススメの優先順位はこちらです
1)管理のしやすさ
2)費用(初期+維持)
3)宗派・形式
都内在住・若い世代なら現実的な選択肢として
・屋内型納骨堂(永代供養付き)
・樹木葬(合祀 or 個別区画)
あたりになるかと思います。
理由としては、
・管理者が明確
・継承者不要
・年間管理費が軽い or 不要
・宗派不問が多い
あたりが挙げられます。
宗派を変えること自体は 法律的にも社会的にも問題ありませんし、珍しいことでもありません。
4. 改葬実務の流れ
以下のような順序を踏まれるのがオススメです。
1)家族で管理方針を合意(場所より先)
2)都内で3〜5ヶ所、納骨堂 or 墓地を見学
3)候補を絞る
4)受入証明を取得
5)改葬許可申請(役所)
6)閉眼供養 →移送 → 開眼供養
ほぼ全部、霊園・納骨堂側がサポートしてくれます。
いかがでしょうか?
私のFPとしての経験上、真面目な方、責任感の強い肩ほど疲れてしまう方が多いです。
一方で今回の案件は一刻を争うようなものではありませんのでルールを決められてはどうでしょう?
例えば、
・調べるのは週1回30分まで
・家族会議は、議題を1つに限定
・感情論が出たら一旦話を打ち切る
などです。
最後に、
25歳でここまで考えているのは、本当にすごいと思います。
多くの家庭は親が亡くなってから地獄を見ます。
ご依頼者様が今やられていることは
未来の自分と家族を守る、静かですが重要な意思決定です。
うまく行かれることを心からお祈りしております。
回答専門家
- 岡本 昌幸
- (徳島県 / ファイナンシャルプランナー)
- ひとざい投資104株式会社 代表取締役
何世代も引き継げる再現性の高い金融教育
投資やお金に関するお悩み全般の相談を受け付けるとともに、金融教育にもチカラを入れており、自分がいなくなっても、誰でも続けられる簡単で楽しくシンプル、そして再現性のある運用方法を伝えています。
墓じまいするにも、分骨・本山納骨などさまざまな選択肢あり
mari_angさん、こんにちは。
一般的な改葬(墓じまい)の手順や考えかたについては岡本先生が詳しく書かれていますので、葬祭カウンセラーとして、別な角度からお答えしてみますね。
どうぞよろしくお願いいたします。
まず、お祖父さまの「ちゃんと地元のお墓に入れて欲しい」の意図についてです。
お墓はお寺にあるということですので、先代、先々代からの菩提寺で、お祖父さまは、そこの和尚さまから戒名をいただいていると考えられます。
戒名をいただく、というのは厳密にいうと、「そのお寺の和尚さま(戒名を授けてくださったかた)を師匠として、仏弟子になって修行に励む」という意味があるんです。
和尚さんから先代住職、代々住職、その宗派の開祖、開祖が僧籍を受けたときの師匠、そのまた師匠が大陸(唐など)で僧籍を受けた師匠、釈尊の十大弟子、お釈迦さままで、系譜はつながっています。
つまり、A寺の和尚さまから戒名を受けたのに、別のお寺に移るのであれば、ほんらいは戒名を授かり直す必要があるんです。
お祖父さまは、お仏壇に毎朝手を合わせたり、法要を欠かさず行ったりするかたでしたでしょうか。また、「うちは浄土真宗だから、親鸞聖人の本を読んでみる」など、仏教への関心をお持ちだったでしょうか。あるいは、お寺の役員などをされていた様子はあるでしょうか。
もしもそこまででないなら、お祖父さまの言葉の真意は岡本先生のおっしゃるように、「忘れられず、ちゃんと供養されること」だったと思いますので、お墓を移すことや宗派をかわることについても自在に考え、関係人の皆さまがお詣りしやすいことを優先されたらよいと思います。
宗派については、仏教発祥の地であるインドでは、日本のような宗派の別はありません。
それぞれの宗派の開祖が「どのお経を大切にしたか」で分かれているような感じですので(日蓮宗なら法華経、浄土宗・浄土真宗・時宗などいわゆる浄土系宗派であれば浄土三部経など)、もしもお祖父さまが「仏教を大事にしていたけれど、とくに和尚さまや宗派との関係に固執していたわけではない」という場合は、それほど気にかけなくてもよいと思います。
余談ですが、江戸時代には徳川サマのひとことで、浄土宗(徳川家の菩提寺)や天台宗(天海僧正の宗派)に改宗させられたお寺があるなど、お寺の宗派そのものがかわることも、歴史のうえでは起こっています。
また、いまのお墓を将来しまう際に、すでに収められているご遺骨をすべて同時に移動しなければならないわけではありません。
たいていのお寺には、合葬スペース(継ぐ人がいなくなったお墓に収められていた遺骨を将来合葬する場所)があります。都市部の納骨堂や永代供養墓(契約時に、十三回忌や三十三回忌までの法要のお礼をまとめておさめるタイプ)も、1柱(骨壺1つ)あたり何十万円と費用もかさみますので、すでに弔い上げのすんでいるご先祖については、菩提寺で合葬していただくと、故郷から離れることなく安堵していただけるのではないでしょうか。
故郷に合葬したうえで、一部のお骨を新しいお墓へ分骨することもできます(お釈迦さまも全世界に分骨されていますので、分骨すると祟る、というのは迷信です)。
仏教的には御魂は墓石や位牌にうつしてあり、遺骨にはなにも宿っていませんので(インドでは遺体は火葬後に河へ流し、遺骨を愛でることはしません)、あまりお骨の場所にはこだわらなくてもよいかもしれません。
つぎに、「どういう基準でお寺やお墓を選べばいいのか」についてです。方法は、いろいろ考えられます。
1 菩提寺の和尚さまに、近隣のお寺を紹介してもらう:宗派の研修などに参加されている和尚さまであれば、遠方にも知人僧侶がいて紹介してもらえる可能性はあります。ただ、他の寺院と交流していない和尚さまも少なくないので、無理そうであればほかの手段を考えます。
2 (その宗派の)本山に納骨する:宗派のウェブサイトなどに案内があるかもしれません。個々のお寺に納骨するより比較的安価なうえ、本山であれば参拝する人が絶えないので、お祖父さまをはじめ、すでに納骨されていたご先祖のご遺骨を、菩提寺への合葬ではなく本山納骨するという選択もあります。ご親族も同じところへ眠る選択もできます。戒名の系譜の数段階上に眠ることになるので、お釈迦さまからつながる系譜から外れてしまう、という懸念はなくなります。
3 近くのお寺の法話会や坐禅会、写経会などの催しに参加して、感じのよいお寺や気の合いそうな和尚さまを見つける:いまはウェブサイトで催し案内をしているお寺も多いので、通いやすいエリアのお寺を行きつけにしてみるのもよいでしょう。
葬祭カウンセラーの面々も、日頃から勉強会などで僧侶とかかわっていますので、知人僧侶を紹介できる場合があります。
もしもmari_angさんが「お寺めぐりっておもしろいかも」とお思いなら、寺ヨガや写経を趣味として楽しみながら、ついでにご親族のついのすみか探しをしてみる、というお気持ちで、年月をかけてお探しになってみるのも一案です。
近年は、いわゆる個別区画の「先祖代々のお墓」ではなく、納骨堂や永代供養墓を選ばれるかたがほとんどです。大半のかたが企業に所属する時代となり、イエで商売の看板などを継いでいく時代ではなくなったので、イエの墓を持つ必要がなくなったことが要因です。
樹木葬(そのまま土に還れるタイプと、塩ビ管に入れて数年後に土中に合葬するタイプがあります)や海洋散骨も人気です。パンフレットをいくつか取り寄せて、ご親戚と集って語らってみてください。はじめは面倒かもしれませんが、個々人の人生観がみえるよい時間と思います。
一番大切なことは、「ときどき手を合わせ、亡き人を思い出したり、語りかけたりすることで記憶を整理すること」だと思います。
お墓や位牌は、その語りかけるための「よりしろ」ですので、気持ちが沈んだときなどに気軽に手を合わせにいかれる場所であることは、たいせつです。
また、たしかにお墓詣りは親族が年に数回、同じ目的で集えるよい機会といえますが、お墓が遠方にある間も、お位牌をきちんとつくっていただき(あるいは粉骨にした少量のご遺骨を、手元供養品に入れて拝む、という方法もあります。いまは御魂といわれるより、DNAが含まれる遺骨のほうが、そのかたに語りかけた気になれる人も多いですので)、思い出したときにはいつでも語りかけられるようにする、ということもできると思います。
【お寺との話がうまく進まない場合(離檀料などの要求)】
いざお寺に墓じまいのことを切り出したら、反対されたり、岡本先生のフローの「5)改葬許可申請(役所)」で必要となる「いまの墓地の管理者のサインもしくはハンコ」の協力をしてもらえない場合があります。
こうした場合、数ヵ月置いて、何度も根気よく話をしてみるのが一番です。
どうしても埒があかない場合は、改葬専門の行政書士にご依頼いただければ、仲立ちしたり、代理で手続きをサポートしたりすることもできます。
(役所へ出す書類の作成代理は、法定された行政書士の業務です。石材店は「使者として提出」はしてくれますが、こじれた場合に内容証明を出したりはできません)
回答専門家
- 勝 桂子
- (東京都 / 行政書士)
- こちらOK行政書士事務所 代表/葬祭カウンセラー普及の任意団体ひとなみ主宰
ゴールを見すえ人生観確立。墓じまい・遺言・相続・お金のご相談
『いいお坊さん〜』著者として全国の僧侶研修に登壇経験あり。宗教法人の運営サポートや、墓じまいの課題解決のほか、看取りや葬祭準備を「生きがい」へと繋げる葬祭カウンセラーとして、遺言・相続・お金の相談までトータルに対応いたします。Zoom面談可。
勝 桂子が提供する商品・サービス
一助になれば幸いです
奈良県で僧侶をしております、岡崎と申します。
お墓のことは、ご家族それぞれの思いや、故人の願いも関わってくるため、
考えることが多く、考えるだけで疲れてしまいますね。
一般にお墓じまいをする際には、墓石を開け、まだ形を保っているお骨を新しいお墓へ移します。
すでに土に還っている部分については、土を一部いただき、新しいお墓に一緒に納めるという方法がとられます。
形は変わっても、「故郷の土に還りたい」というご祖父様の思いを、
今の生活に合ったかたちで引き継ぐ、という考え方もできるのではないでしょうか。
お寺で新たにお墓を求める場合、多くの場合はそのお寺の檀家となり、
以後の供養もそのお寺にお願いすることになります。
宗派ごとに戒名のつけ方や、読まれるお経が異なるという事情もありますので、
まずは同じ宗派のお寺から探されるのが、後々の混乱が少ないように思います。
お寺選びの基準は確かに難しいですが、実際に「お墓の相談」として足を運び、
住職がどのように話を聞いてくれるか、ご自身やご家族が安心して話せる相手かどうかを感じ取ることが、とても大切だと思います。
あわせて、法要の際にお寺に集まって供養を行えるかどうかなども、判断材料にしてよい点かと思います。
また、納骨堂か一般のお墓かを考える際には、将来お墓を継ぐ方がおられるかどうかも、ひとつの判断材料になります。
転勤や異動が多いご職業かどうかなども踏まえ、継承される方がおられる場合は一般墓を、継承が難しい場合には納骨堂などを検討される、という考え方も現実的な選択だと思います。
ご家族で話し合い、納得しながら選んでいく過程そのものが、故人を大切に思う供養につながっていくのだと思います。
少しでも考える際の手がかりになれば幸いです。
回答専門家
- 岡崎 良仁
- (奈良県 / 心理カウンセラー)
- 薬師院こころの相談室 住職
臨床心理士の住職がカウンセリングを行っています
不安、憤り、後悔、自己嫌悪、孤独、言葉にならない苦しい気持ち。生きていく上でなくならないものですが、大きすぎると生きていくことすらつらくなる気持ちです。しっかりと話をお聴きし、気持ちを整理するお手伝いをさせていただきます。
お墓の引っ越しについて
福岡県で行政書士を開業しています松尾と申します。
実家の周辺の過疎化や高齢化が進む中で、将来を見据えて「改葬(墓じまい・お墓の引越)」を検討されるのは大事だと思います。
お墓を移転は、宗教的・法律的、そして親族間の感情が絡むデリケートな作業です。後悔しないために、しっかりと話し合いをされるべきと思います。考えておくべきポイントと具体的な手続きを以下の通り整理しました。
お墓の移し方ですが、質問を拝見するとご両親、ご自分、ご兄弟のご家族のお墓を新たに建てたい。祖父様を対象とされるのかはご本人の意向もあり悩ましいところと理解しましたが宜しいでしょうか。祖父様も移転の対象とされるかどうかは、ご家族でしっかりと結論をだされることをお勧めします。
お墓の引っ越し(改葬)の方法をまとめると一般的に以下の4つの方法になります。
・ご遺骨だけを改装:移転元にお墓、ご遺骨を残さない。移転先にご遺骨をすべて持ち込む。石碑は新しいものを用意。
・ご遺骨と墓石を一緒に改装:移転元にお墓、ご遺骨を残さない。移転先にご遺骨をすべて持ち込む。石碑を持ち込む。石碑を運搬する工賃、輸送費、場合によっては石碑の加工賃が必要になります。また、移転先によっては今ある石碑の移設を受け入れできないところもあるため、予め改葬先の管理者に確認しておく必要があります。
・ご遺骨の一部だけを改葬(分骨):移転元にお墓とご遺骨の一部を残す。移転先に分骨したご遺骨を持ち込み、石碑も新しいものを用意する。
・複数あるご遺骨おうちの一部のご遺骨を改葬:今あるお墓に複数あるご遺骨のうち、一部のご遺骨を新しい改装先に移動させるケースです。この場合、移転元にお墓及び改葬の対象外のご遺骨は残し、移転先に一部のご遺骨を持ち込み、石碑は新たに用意することになります。
ご相談者のお考えの改葬は4番目の複数あるご遺骨おうちの一部のご遺骨を改葬になるように思いますが如何でしょうか。すでに埋葬されている故人様をどなたまで改葬の対象とするのか等により手続きや話し合いの内容も異なります。
1. 事前に考えておくべき3つの重要事項は以下の通りと考えます。
a 親族・お寺への相談(感情面)
最もトラブルが起きやすいのがここです。
・親族の合意: 「勝手に移した」と言われないよう、親戚には早めに相談しましょう。
・お寺(菩提寺)への相談: 長年お世話になったお寺に「離檀(りだん)」を伝える際は、感謝の意を伝えつつ、丁寧に進めるのがコツです。
b 新しい供養先をどうするか
都会の家の近くに移す際、選択肢はいくつかあります。
・一般墓: 従来通りのお墓。管理料が発生します(下記に少し補足します)。
・納骨堂: 都心に多く、天候に左右されずお参りしやすい。
・樹木葬・永代供養墓: 将来的に管理する人がいなくなっても安心なタイプ。
c 費用(予算)の算出
・現在の墓を閉じる場合はその費用: 墓石の撤去、閉眼供養(お布施)、離檀料。
・移すための費用: 新しい墓地の永代使用料、墓石代、開眼供養(お布施)。
・合計: 規模によりますが、決して安い額ではありませんので、希望を固めたうえでしっかり見積もりを取りましょう。
新しい供養先の選択ですが、一般墓について補足します。
・寺院墓地への改葬:檀家契約が必要となる可能性があります。寺院によって進行する宗派が異なるため、特定の宗派をご親交の場合は、その宗派の寺院を捜す必要。
・公営霊園への改葬:各自治体に使用権を求めるための応募が必要。
・民営霊園への改葬:それぞれの霊園で運営方針や管理体制が異なるため、事前に条件等を確認の上、応募。
新しい供養先の探し方ですが、方法としてはインターネット検索サイトの活用やお墓探しの専門業者への相談が考えられます。選定のポイントとしては、交通アクセス、費用、宗派が合っているか、供養の内容等をご確認され、一度は現地を直接ご確認されることをお勧めします。
2. 具体的な手続き(行政上の流れ)
お墓の移動には「改葬許可証」が必要です。勝手に移転させることはできません。概ね以下の手続きで進めます。
・受入証明書の取得 新しいお墓(移転先)から発行。
・埋葬証明書の取得 今のお墓の管理者による「ここに遺骨がある」との証明。
・改葬許可申請書の作成・申請 今のお墓がある市区町村の役所に申請。受入証明書、埋葬証明書を添付して提出。通常改葬許可証はご遺骨1名様分につき1枚必要。
・改葬許可証の発行 役所から発行されたら、これでお墓を動かせます。
・遺骨の移動・納骨 今のお墓で魂抜きを行い、新しいお墓へ納骨。今、お墓がある管理者に改葬許可証を提示するとご遺骨を取り出すことができます。この時に改葬許可証はお渡ししません。改葬許可証は改葬先の管理者に提出。一般的に菩提寺の住職等に墓前でお経を読んでもらい閉眼供養と呼ばれる供養を行ってご遺骨を取り出します。ご遺骨の取り出しは石材店に行ってもらうことが多いようです。ご遺骨はご自宅や改葬先に安置しておきます。
新しいお墓が完成し、墓石の引き渡しが終わったら、納骨の準備です。移転先のお墓の管理者に改葬許可証を提出、納骨の予定を決めます。その他の届出や許可証が求められる場合があるので、予め確認しておきましょう。
その他、蛇足ですが、以下に参考情報を付記します。
スケジュールを立てる際の注意点
・石材店の手配: 実家近くの石材店(撤去用)と、都会の石材店(設置用)の2社が必要になる場合があります。
・季節の考慮: お盆やお彼岸、年末年始はお寺も石材店も忙しいため、春や秋の穏やかな時期をターゲットにするのがおすすめです。
菩提寺(実家のお寺)への円満な伝え方
お寺側からすると、長年支えてくれた檀家が離れるのは寂しいだけでなく、運営面での損失でもあります。感情的な対立を避け、スムーズに「埋葬証明書」を発行してもらうためのポイントです。
・「相談」の形をとる: いきなり「やめます」と結論を伝えるのではなく、「遠方で管理が難しく、お寺にご迷惑をかけたくない。どうすれば良いでしょうか」と、まずはアドバイスを求める姿勢で切り出すのがベストです。
物理的な理由を強調する: 「高齢で通うのが難しくなった」「子供に負担をかけたくない」といった、お寺側が反対しにくい物理的な理由を中心に伝えましょう。
•離檀料(お布施)の考え方: 離檀料は法的な義務ではありませんが、感謝の気持ちとして一定額をお渡しするケースが多いようです。具体的な額は地域によっても異なります。相場が分からなければ「これまでのお礼として、どれくらい包むのがお寺の慣習に沿いますか」と率直に伺うのも一つの手です。
まずは以下の3点を確認・実施してはどうでしょうか。
1.実家の墓地に誰が眠っているか確認: 改葬には移転対象の「柱数(遺骨の数)」の把握が必要です。
2.親戚への「ご報告」: 「お墓を移そうと思うけれど、どう思う?」と、重要人物(本家の叔父様など)に早めに声をかけておきましょう。
3.現在の年間管理料の再確認: 新しい移転先を検討する際の比較基準になります。
ご参考になりましたでしょうか。
ご家族の皆様が、満足される形でご改葬がなされますことを祈念申し上げます。
回答専門家
- 松尾 哲也
- (福岡県 / 行政書士)
- マツオ行政書士事務所 代表
相談者の心配事に寄り添い、最適な問題解決策を一緒に考えます。
行政書士と企業経営アドバイザーの資格を保有。約40年の会社員生活で培った国内・輸出営業、販売管理、関係会社での実務経験、さらに企業への技術支援業務の責任者経験も活かし、相談者の心配事に対し、机上の空論ではない、実践的な支援をご提供します。
(現在のポイント:-pt)
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