抜歯矯正後の口内の違和感

（回答）

大変お悩みの様ですね。
一般に抜歯ケースでリテナー移行後に感じる違和感の原因の１つは、ご指摘の様に抜歯矯正によってアーチが小さくなる事です。
口腔内の容積が小さくなることによって、舌が窮屈な状態になり、歯列の内側と外側の力のバランスが
崩れることによって違和感が生じます。
矯正後口内に空間ができ、上唇、その周辺の頬肉が重く感じるのはその証拠と言えるでしょう。
ただし、舌は機能的な順応性が大きいので、一般的には時間とともに順応していくと考えられていますが、舌のサイズが大きかったり、口腔内容積が小さくなり過ぎた場合にはなかなか違和感は無くなりません。
改善策はリテーナーのタイプをなるべく違和感の少ない、歯牙だけを覆うクリアーリテーナーなどにする事ぐらいでしょうか。

長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、矯正治療後にお口の違和感があるということとリテーナーを付けているときは大丈夫ということでしたら、そのリテーナーを付けての容積に舌が慣れているものと思われます。見当違いの内容でしたらすみません。
リテーナーを付けた状態では大丈夫ということでしたら、舌はその容積を覚えています。
ですから、リテーナーをはずした状態だと舌が違和感を感じておられるものと思われます。
一般歯科でもそうですが、歯の治療の際、神経治療をしてかぶせ歯をするときによくありますが、しばらく歯がない状態に舌が慣れてしまっていると、歯を入れた瞬間にすごい大きなものが口の中に入ってきた感覚がするようです。
おそらくこれと逆の現象かと思われます。
もし、そうでしたら、リテーナーを小さいものあるいは、歯だけのマウスピース的なものに変えてもらうことである程度改善されるものと思われます。