対象:新築工事・施工
回答:4件
中舎 重之
建築家
2
北側の燐家への日照について
北側の棟の高さが9mとは凄い設計ですね。3階建てと同じ高さです。
片流れの屋根ですとロフトを設けたとしても7.4mが常識の高さです。矢張り3階建ての建物ですね。さて隣家の日差しですが冬季は2階にも日が入らないでしょう。夏季は日が高いので1階にも入るでしょう。春季と秋季は其の中間と思って下さい。建築確認申請が下りていても隣家に対して何らかの配慮があって然るべきと考えます。
隣家の位置を考慮しながら、貴宅の建物を敷地の中で東側に寄せながら、南側に1m程度ずらすとかして、隣家への日照に留意すべきと思います。
当方が隣家に居住していたら此の設計に対して強硬に異議を称えるでしょう。北側に棟を持って行く片流れの屋根と棟高9mの必然性を徹底的に追求して、独りよがりな本件の設計は絶対に許さないでしょう。
以上です。 2014.6.17 中舎重之
評価・お礼
灰色猫さん
2014/06/18 00:54ありがとうございます。
南下がりの片流れにしたのは、太陽光パネルをより多く設置するためでした。
やはり1m明けたぐらいでは、お隣さんはほぼ日陰になってしまうのですね・・・。
我が家はロフトは設けませんし、ハウスメーカーさんが設計して下さったのが、高さ9mだったのでそういうものだと思っていたのですが、7.4mを大幅に上回ってしまっていますね・・・。
主人は「法に則って建てるのだし、隣家が何か補償してくれるわけじゃないし、気にするな。」と言うのですが、やはり長く住むのでご近所づきあいが気になり、質問させて頂きました。
もう一度よく相談してみます。ありがとうございました。
中舎 重之
2014/06/18 08:49我が国には古来、聖徳太子の「和をもって貴しとなす」の言葉が生き続けています。
自分だけが良ければ、それで良しとするにはお客様(奥様)の良識では無理と言えます。 建築後には隣家の問題と云うより、お宅の建物が街中に話題を提供し続ける事になります。
ハウスメーカーの無責任な設計にはあきれるより怒りを感じます。太陽光発電なら屋根勾配を緩くしても十分でしょうし、切り妻にして東西に長くパネル面積を確保する事も可能と思われます。後悔を一生涯に持ち続けないように、早々に善処される事を強く希望します。
2014.6.18 中舎重之
伊藤 一郎
建築家
2
冬場の日当たりをご配慮下さい。
東京で設計事務所をしております伊藤と申します。
ご質問拝見しました。
日本の四季では冬寒く夏暑いという厳しい気候ですので、
冬の日差しは取り込みたいが夏の日差しは遮りたいということになります。
ですので、北側の隣家には少なくとも冬場に日当たりを妨げないことを配慮下さい。
例えば冬至の12時頃、名古屋で太陽高度は31度ほどになりまして、
つまり灰色猫様邸の北面から北隣のお宅の南面までの距離が4mなら
灰色猫様邸の北側高さ9mの陰によって、北隣のお宅の南面は6.6mの高さくらいまで
日陰になってしまう計算になります。
これでは2階にも全く陽が当たらないでしょう。
12時頃でこのような状態ですから、その前後で陽が低くなればもちろん日陰になってしまいます。
冬至の日を例に出して申し上げましたが、
冬の寒い間の、是非とも日当たりが欲しいという時期には、
北隣のお宅はほとんど灰色猫様邸の日陰に入ってしまう事が考えられますので
その旨、設計者の方とご相談してみてください。
評価・お礼
灰色猫さん
2014/06/18 01:05ありがとうございます。
6.6mとは・・・具体的に数字をあげて頂き、想像しやすかったです。
当初の予定では、片流れでなく寄棟で、一番高いところでも7.5mでした。
高さが9mになって、1.5mアップかー、などと暢気に考えておりましたが、北側が絶壁な片流れと、三角屋根の寄棟ではそもそも違いますよね。
自分たちのやりたいことと、お隣さんのお気持ちと、上手く調整できるように相談してみたいと思います。
「南側が空き地だったのだから、家が建つのは想定内。我が家の南側にも家が建つ可能性だってある。」と強気で行けばいい、と主人は申しますが、相手は人間ですから感情がありますもんね。
想像力が足りなかったようです。ありがとうございました。
伊藤 一郎
2014/06/18 09:54返信有難うございました。
やはり太陽光発電のためでしたか。東京・名古屋・大阪辺りの緯度で太陽光パネルに適した屋根勾配は30度程度と言われていますが、20度くらいまででしたら数%程度の発電力の違いしかありません。
ご近所付き合いの主役になるであろう奥様としてはやはりご心配のことと思いますので、少しだけ周囲の環境のことにも思いを寄せてみて下さい。
それにしても、ハウスメーカーの設計の方には建物を商品としてではなく社会的な存在として捉えて頂きたいものです。
安井 健人
建築家
2
北側隣家への配慮
これからのご近所付き合いを考えると、気になる所かとお察し致します。図面がないので何とも答えにくい所です。計画を大きく変える事なく隣家への配慮となれば、片流れ屋根を455mm~910mm手前で折る事は如何なものでしょうか。(太陽光パネルの枚数に影響がでるとは思いますが・・・)建物高さが変わり手続き上の手間は発生しますが、以前より低くなりますので軽微な変更でいけると思います。ご一考下さい。
評価・お礼
灰色猫さん
2014/06/18 10:13ありがとうございます。
太陽光パネルは売電の関係で有利だから、と10kw搭載の予定です。
それできっとハウスメーカーさんが発電効率等を考慮して、屋根の勾配を4寸で設計してくださって、結果9mになってしまったのだと思われます。
お隣さんへの配慮もお願いします、と一言添えておかなかった当方の落ち度です・・・。
屋根を変更すると10kwは載らなくなってしまいますが、ご近所トラブルで心を摩り減らすのは当方もお隣さんもお互いにつらいので、検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
安井 健人
2014/06/18 11:15ご丁寧にご連絡頂きましてありがとうございました。ご家族みなさんの、幸せな住まいが出来上がることをお祈り申し上げます。
上村 美智夫
建築家
2
北側隣地に掛かる自宅の日影・日差しについて
はじめまして、PAO建築設計の上村です。
仮の想定で日影図をチェックしてみると、北側隣地では以下のようになります。
・冬至頃(一番影の長い時期)
北側から南方向(質問者の敷地側)に向かって、日影となる時間が2.5時間から6時間のエリアが現れます。
・春秋分頃
北側隣地の南側約半分くらいの地点から、日影となる時間が2時間から5時間のエリアが現れます。
・夏至頃(最も影の短い時期)
北側隣地の南側端、ごく一部に日影となる時間が2~3時間となるエリアが現れます。これは恐らく建物には終日影は掛からないと思われます。
質問者の敷地にも同じく、南側隣地の住宅よりこの日影の影響を受けることになります。従って、同じ規制対象の地域であれば、これはお互い様で、平等に発生する現象であり、法的には認められている事と判断できます。
以上のような認識の中で、可能な限り工夫して隣家に対しての配慮を検討されては如何でしょうか。
その際にひとつの目安となるのが、その街の風景に馴染むかどうかではないでしょうか。
例えば、質問者様が計画しているような建物が、他でも多く見られるかどうかなども、
ひとつの目安になるのではないでしょうか。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
評価・お礼
灰色猫さん
2014/06/18 22:29ありがとうございます。
当方の南側も空き地であり、そこに家が建つことも考慮致しますと、これ以上我が家を南にずらすことはしたくありません。
お互い様なのはもちろんそうなのですが、やはり自分たちが与える影響というものは気になってしまいます。
地域は大通りの反対側はちらほら高い建物もありますが、ご近所は古くからの住宅街のような感じで入母屋や切妻が多いです。
今日現地を見てまいりましたら、お隣さんはバルコニーが南側敷地にいっぱいせり出している、と言う感じで、我が家が屋根の形状を変更したとしても日陰にしてしまうと思います・・・。
しかし、我が家も1m以上南下させるのは将来を考えると出来ませんし、困ってしまいました・・・。
こちらで出来ることを検討して、それでも苦情などになってしまったら、致し方ないのかもしれませんね・・・。
ありがとうございました。
上村 美智夫
2014/06/19 11:11返信ありがとうございます。
街は日々変化し続けています。
木造2階建てが中心だった住宅街も、少しずつ3階建てが混じるようになり、
今や珍しくない風景になりました。
(現在のポイント:-pt)
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