対象:独立開業
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現在鬱病で自然退職という形になりました。
傷病手当を受給して6か月目になります。
症状は少しずつ良くなっているものの、
まだ「外で働ける」状態からはほど遠いです。
今後は自立支援のプログラムを受講する予定としております。
将来的には数十年間1つの業界で技術を磨いてきた経験を生かして
個人事務所のような形で、少しずつ自宅でお仕事をしていきたいと
考えております。
現在は傷病手当で生活費をまかなっているものの、
給付が打ち切られれば、生活自体が厳しくなってしまう為、
少しずつ委託を受けて(1か月に1件~2件)体を仕事に慣れさせつつ
進んでいきたいのですが、この場合は法人化した時点で傷病手当の
打ちっきりになってしまうのでしょうか?
まずは個人事業主開業で考えていたのですが、
企業様が取引先の場合は個人事業主の場合は、
委託契約等が難しくなるとのことで、法人化しないと
お仕事が受けられないそうです。
snooponさん ( 東京都 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
手当の支給は、あくまで「働くことができないこと」が前提です。
こんにちは。
傷病手当か傷病手当金のどちらかにより要件は異なりますが、どちらにしても、あくまで「働くことができないこと」が前提となります。
うつの場合は扱いが難しく、受給期間中の原則労働は禁止ながらもリハビリの一環として医者から軽いアルバイトを勧められる場合などもあるそうですが、「受給期間中に開業し、引き続き手当を受給し続ける」というのは、道義的にも難しいのではないでしょうか。
また、現状でお客様になる方が決まっていて先方も状況を認識されているならば話は別ですが、予定している以上のボリュームの仕事が来た場合、納期の調整や場合によってはお断りしなければならないことも考えられ、その説明を求められることもあるかと思いますが、そういったシーンをイメージすると・・・
余計なことかもしれませんが、まずは回復に専念して頂き、リハビリ的な意味で何かをお考えの場合、いきなり起業して仕事に取り掛かるのではなく、起業についてのご準備を進められては如何でしょうか?
起業は、資金計画や事業計画、事務所をどうするか、どのようにプロモーションしていくか等、色々な手間も暇もお金もかかります。
それらについて、自分がどうするか、この先どうしていくかを考えられることをお奨め致します。
その他にも、Webサイトを前もって作っておいたり、コラムを書き溜めたり、ブログを書いたり、場合によっては売り物になるものを予め作っておいたり、できること・やるべきことは山ほどあります。
ご参考までに。
回答専門家
- 田中 紳詞
- (東京都 / 経営コンサルタント/ITコンサルタント)
- 株式会社Exciter 代表取締役/主席コンサルタント
業務システムからモバイルまで、IT業界の無差別格闘家
専門はSAPなどの業務システムとコンサルティングですが、それに限らず企業にとって必要なITとその活用を考え、幅広い分野の経験を積んできたと自負しております。ITには多くの分野がありますが、一面ではなくトータルで勘案したプロの仕事をお届けします。
田中 紳詞が提供する商品・サービス
労務可能と判断されれば打ち切られます。
法人化した時点で傷病手当が打ちきられるのかというご質問ですね。
傷病手当は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度です。病気や怪我の為に労働できない方の為の手当ですから、法人化するかしないかに関係なく、労務可能と判断されれば、傷病手当は打ち切られます。
まして、一般企業から委託を受けられるほどであれば、社会通念上、労務可能と判断されてもおかしくありません。
但し、以下の通達(地方社会保険事務局長あて厚生労働省保険局保険課長・社会保険庁運営部医療保険課長通知 保保発第0225007号)では、
「本来の職場における労務に対する代替的性格をもたない副業ないし内職等の労務に従事したり、あるいは傷病手当金の支給があるまでの間、一時的に軽微な他の労務に服することにより、賃金を得るような場合その他これらに準ずる場合には、通常なお労務不能に該当するものであること。」
とあり、内職程度の軽微な仕事をして報酬を得ている場合は認められる事があるとしています。
この「軽微な仕事」であるかどうかの判断は非常に難しいので、お仕事を始められる前に、健康保険組合や社会保険事務所に相談されることをお勧めいたします。
また、軽微な労働が認められた場合に受け取れる金額は、働いたことで得られた報酬を差し引いた差額分となる場合もあります。
現在、傷病手当を受給されて6か月目とのことですので、受給期間は最長であと1年あります。自立支援のプログラムの受講と併せて、主治医ともよくご相談のうえ、1年間じっくりと療養に専念されてから、お仕事に就かれても遅くはないと思います。
Snooponさんの一日も早いご回復と今後のご活躍を祈念いたします。
補足
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詳しくは、以下のURLをクリック。
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次回以降の、質問時にご利用を検討下さい。
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回答専門家
- 小松 和弘
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ホットネット株式会社 代表取締役
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