対象:ペットの医療・健康
6歳のミニチュアダックスです。
1年近く空腹時に嘔吐を繰り返し(胃液の様な黄色い液)各種検査異常なしの為、先日内視鏡検査を受けました。胃と、十二指腸の組織検査の結果、遺伝子検査は異常なし、病理検査の結果、好酸球が増加していると診断を受けました。軽~中程度の胃腸炎だそうです。
可能性としてアレルギーの疑いがあると言われ、1か月間、芋と魚のみの手作り食を試す事になりました。普段から、市販のアレルギー対応フードを食べていました。主原料は魚と米です。他のフードは食べると未消化のまま嘔吐してしまう事が多いですがこのフードは吐きません
。
下痢、皮膚炎は全くありません。米、肉や野菜、乳製品を少量与える事もありますが、その都度嘔吐、下痢など調子が悪い事はありませんでした。
アレルギー検査もしていないので、何がいけないのかよく分かりません。
しかし芋と魚のみだと栄養が心配です。嘔吐を繰り返し、好酸球の増加があるとアレルギーなのですか?寄生虫はいないです。
先生は1か月くらいなら芋と魚で大丈夫と言われますが、もう少し工夫して色々野菜など食べさせたいですが、それでは意味がないのでしょうか?
大豆、乳製品も避けた方が良いでしょうか?
食べていたフードに米が入っているので、米はとりあえず避けましょうと言われました。
アレルギーがあっても重度ではないそうです。
アレルギーの可能性がある犬の手作り食をどうすれば良いのかアドバイスをお願いします。
もんちゃきろうさん ( 東京都 / 女性 / 37歳 )
回答:1件
Re:内視鏡検査の結果
好酸球性胃腸炎は長期にわたる慢性嘔吐が続いた場合に認められることの多い所
見です。
好酸球が増加する原因として、寄生虫感染・アレルギー性疾患・腫瘍などがありますが、今回の場合、寄生虫感染、腫瘍の可能性は低い為やはりアレルギー性疾患を第一に考えて治療していくことになるかと思います。
アレルギー治療として始めに実施するのは低アレルギー食に切り替えることですが、アレルギーの食餌管理には2通り方法があります。
1つは蛋白質を加工してありアレルギーがおきにくくしてあるフードを与える方法、
もう1つは今回実施されているようにアレルギーに反応しない食材のみ食べさせながら経過を見ていく方法です。
この方法の場合、現在食べている食事で症状が出ていないのを確認しながら1種類づつ食材を増やしていき症状を示す食材にあたったらその食材を除外するといった方法です。
今回のケースですと2番目の方法で管理しているようです。
芋と魚のみで栄養状態を心配されているようですが、ほんとうに酷い消化器症状をともなう場合芋とササミのみで数年間管理するケースもあるので、1ヶ月程度様子みることは問題
ないでしょう。今後症状が安定していれば食べられる物が増えるでしょう。
次に検査に関してですが、現在一般的に行われている食事アレルギー検査では完全に食事アレルギーについて除外することは難しいようです。
少し専門的な話になってしまいますが、アレルギーには大きく分けて1-4型まで4種類のタイプがありこの中で食事アレルギーとして重要なのが1型と4型アレルギーです。
1型アレルギーは現在行われているアレルギー検査である程度検出することは可能ですが、4型アレルギーに関しては実施できる検査機関が少なくまた調べられる食品数も限られているためアレルギー物質を特定するのが難しいのが現状です。
いずれにしても費用、時間のかかる検査でありまた、治療にも時間のかかる病気です。
幸いにも症状は安定している様ですので経過をみながら担当獣医師とよく相談して
治療、検査を進めていくのが良いでしょう
評価・お礼
もんちゃきろうさん
2013/01/24 13:46詳しい回答をありがとうございました。
その後、芋を食べさせたら3時間後に下痢をしていまいました。
それから1週間、米、魚、野菜の雑炊を少量の低アレルギーフードと共に与えています。便は理想的な硬さで出ますが、8日目にまた胃液を吐きました。
何を除外するにも、まだ少ない食材なので、困っています。
やはりアレルギーなのでしょうね。フードのみでも1週間吐かない時もあったし、がっかりしていますが、手作り食を続け、フードは0にしたほうが良いのか迷っています。
今回、命にかかわる病気でないのは分かりましたが、定期的に吐き続けると、食道や歯が心配です。
アレルギーって難しい病気ですね。
(現在のポイント:-pt)
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