対象:リフォーム・増改築
はじめまして。
念願のリフォームを実現させるべく、実行にうつしましたが様々な問題が起こり、頭を抱える日々です。
地元の工務店に自宅の脱衣所・お風呂のリフォームをお願いして、11月25日から12月7日終了予定で工事が始まりました。
私の一番の希望は、ユニットバスの扉を引き戸にすることでした。その件は強調してお願いしておりましたが、いざ工事に着工しようかという最終確認の時点で、家の設計図を見て、壁をコンコンとたたいた大工の担当者から「ここに鉄骨はいってるから、はずせない。残念ながら引き戸にはできない」と言われ、仕方なく折り戸にすることを了承し、工事がスタートしました。でも、いざ解体してみると、言われいた箇所には鉄骨は入ってなく、引き戸にすることができたのです。ただ、そのことに気がついたのは私で、もうユニットをはめた後でした。すぐに営業マンに連絡をしてなんとか変更できないかきいたのですが、ドアだけの変更はできないからユニットバスそのものをすべてかえないといけないので、再手配に2週間ほどかかるといわれ
悩みましたが、脱衣所も解体されてお風呂に入るのが寒いことや後期が大幅に遅れることを考え、大工の「すみませんでした。お風呂につける棚を無償でさせていただきます。杉の木をとってありますので・・・」という言葉に後押しされて、引き戸を諦めました。「今後の施工はミスなくお願いしますよ」と言い、もう大丈夫かと思っていたら。。。
その後も次々とミスが続き、おもなものは下記のとおりです
・洗面台の設置位置を、大工の勝手な判断で私たちの希望と違う位置にされた
・外壁のサイディングの仕上げが、誰の目からみてもおかしく、子どもの工作レベル
・無償でしてくれるといった、脱衣所の棚が杉の木どころかボロボロの木材
(もうひとつ棚を設置してくれる約束ですが、不安なので断るつもりです)
・12月23日の現在でもまだ施工が終わっていない
幸い支払いはまだしていませんが、契約書を交わしていないため、どのように弁済して
もらえばいいのか、またどのくらいの金額が妥当なのか分かりません。アドバイスをお願いします。
wombatさん ( 大分県 / 女性 / 41歳 )
回答:1件

菊池 克弘
建築家
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早急に工事を中止させ、他の業者への変更をお勧めいたします
はじめまして。
胸中、お察しいたします。上手に問題を解決してください。
●ご質問の件ですが、早急に工事を中止させ、契約を解除してください。
上述の内容から推測すると、当該工務店にこのリフォームを遂行できる能力は期待できません。他の業者への変更をお勧めいたします。
●また、以下の事実には大変なリスクが存在することも併せてお伝えいたします。
幸い支払いはまだしていません
相手方は工事終了後、正式な工事代金の請求はすると推測します(最終的には民事裁判を提起する可能性が高いと思われます)。
契約書を交わしていない
これも大変危険なことです。正式な依頼事項が曖昧にされ、最終的には合意のうえ工事が遂行されたと、認められてしまう可能性もあります。
どのように弁済してもらえばいい
今までの経緯を明確にし、相手方に認めさせてください。
またどのくらいの金額が妥当なのか分かりません。
原状回復に必要な費用に、工事の開始日から、新たな 工事業者が着工する日までの、お風呂等の利用代金(ホテルの宿泊費や賃貸住宅の費用など)を加算したものが、1つの目安になると思います。
●尚、私のコラム「リフォーム工事に関する紛争事例-1」
http://profile.allabout.co.jp/w/c-84352/
も参考にしてください。
●建築関係の裁判となってしまった場合、建築以外の民事裁判の平均期間8か月であるのに対し、建築関係の平均期間は24か月となっています。紛争に発展する虞のある業者とは、1日も早く関係を断つことをお勧めいたします。
尚、個別のご相談も承っております。お気軽にお問合せください。
■都市環境建設株式会社
http://www.bestsolution.jp
E-mail:info@bestsolution.jp
TEL:03(3803)1420
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