対象:英語
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英語のエッセイを書く手順
英語のエッセイで一番大切なことは、内容の論理性と、具体性です。
形式ももちろん大切ですが、抽象的な言葉の羅列で、結論に導いた理由がまったく論理的でないエッセイは非常に低い評価を受けます。
私たちのエッセイ指導は下記のような手順で行っています。
私(大澤)とパートナーのRobert McMillan (English writer)との共同指導です。
1.内容が論理的につながっているエッセイを書くためには、最初にプランを立てることが必須です。 Brainstorm (テーマについてのIdea を思いつくままに書いてみる)で、そのIdea をまとめていく過程からエッセイは始まります。
プランが論理的でない場合は何度でも書き直します。
プランの段階で、論理性、具体性を完全にチェックすることが非常に大切です。
綿密なプランなしで書いてしまったエッセイを添削するのはほぼ不可能です。
2.プランが出来たら、Topic Sentence (Mainのテーマに答える文で、ほとんどの場合エッセイの最初の文)、また理由を述べる各段落のTopic sentence を書きます。
明確、簡単、しかも適切な文法、単語を使うよう指導します。
3.エッセイを実際に書きます。 文章も同じ形はなるべく避け、長い文や短い文を効果的に組み合わせ、主張するMain Idea をサポートしていきます。
理由の段落では、必ず具体例を明確に書き、なぜその理由が正当かを論理的に証明します。
ここでは、Reasoning のうちDeductive Reasoningをあてはめて論理におかしい所がないか確認します。
Deductive ReasoningとはこのようなReasoning のことです:
Premise: All bachelors are single.
Premise: Johnny is a bachelor.
Conclusion: Therefore Johnny is single.
Premise がエッセイの中の理由となり、Conclusion (Main Idea)を論理的に導けているかどうか確認します。
4.最後に、editing。 自分のエッセイを何度も読みチェックします。 論理的な流れはもちろん、つづり、文法ミスも徹底的にチェックします。
補足
では上記の手順の実例をご紹介します。 指導している高校生たちがエッセイ初歩の段階で取り組んでいるテーマです。
トピックセンテンス
Why you shouldn’t break windows at school:
ここからプランです。 簡単に理由を述べる文に、なぜそれが論理的に理由となるかをどんどん具体的に書いていきます。 (プランでは無理にきちんとした文にする必要はありません。)
1) You get in trouble
– teachers shout
– punish you
– may hit you
– have to sit on knees
I did, two hours
2) You lose money
- you break, you pay
- windows expensive
- dad paid mine
- I pay dad 100 yen/month for 20 years!
3) It hurts
- cut yourself
- glass cuts deep
- I cut hand
- friend cut head
非常に具体的です。
「窓ガラスを割ることは悪いことだから。。。」などと、抽象的なことは理由に挙げていません。
これが英語のエッセイです。
テーマがどんなに難しくなっても、手順は同じです。
例えば、Why tobacco should be illegal.
このような具体的、論理的なエッセイが書けるようになるには、単に書く練習だけでは役に立ちません。 英語の根本的な考え方、Critical Thinking を理解して、そこから論理的な思考能力を訓練すると、驚くほど簡単に論理的、具体的なエッセイが書けるようになりますよ。
エッセイ指導はメールレッスンで可能ですが、期間、費用は現在のレベルにより異なりますので、ご相談下さい。
Good Luck.
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
大澤 眞知子が提供する商品・サービス
パンデミック後の留学カウンセリング
山中 昇
英語講師
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5つのポイントでアドバイスしましょう
■まず論旨整理-日頃から日本語でも自分の意見を言えるようになること
英作文で悩む人は結構多いのですが、英語のライティング能力以前に、何を書くかという論旨のまとめで苦労している人が多いようです
実は、英語のスピーキングも同じです
英検の2次試験で苦労する人は、日本語のスピーチでも苦労することが多い傾向があります
ですから、私は、英語の前に、日本語で論旨をまとめるようにアドバイスしています
■グーグルで無料自己添削
その上で英文を書くのがいいのですが、書いたら書いたで、英語としてどうかという点で不安がつきまといます
英文に自信がなかったら、ネイティブに添削してもらうのがいいのですが、限度があります
そこで、別の方がアドバイスしておられるようにグーグルを使えば無料でチェッカーとして機能します この方法は私も使っており、推薦します
■ネイティブではないので限度がある-書くくせをつける中で認識すべきこと
でも、あまりミステークは気にせず、書く癖をつけるのがいいですね
最近、日本語1級の中国人やベトナム人から日本語のビジネスメールをもらうことが多いのですが、どことなくへんな日本語です
どんなに上手な人でも、てにおわが完全ではありません
ですから、私は、人の英作文の論旨や明らかな文法間違いは指摘しますが、英語表現の細部までは直すことをしていません、英語のネイティブではない自分には限界があると思うからです
■模範文例をまねること
なんでもいいからとにかく書き散らせばいいということではありません
悪いくせがつかないように、模範的な日本語をまねることが重要です
日本語の文例集をまねるのです
同じことが英語にも言えると思います
ネイティブの英語をまねるのが上達のコツです
学ぶ=まねぶ=まねる と聞いたことがあります
■パターン(組み立て、構造)を身につけること
英文エッセーには一つのパターン(論旨の組み立て、構造)があります
私は英検1級の模範解答例を40くらい集めて勉強しているのですが、これが一番役に立っています
私が主催している英検1級道場では、英作文練習にこれを手本として使っています
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具体的な指導方法や条件については、個別に相談くださればお答えします
1人1人の悩みに対してカスタマイズした答えを提供するのが英検1級道場の特徴です
(現在のポイント:2pt)
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