対象:住宅資金・住宅ローン
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現在、土地購入し新築を検討中です。
普通に不動産会社に『売地』として出ていて、場所・お値段共に理想的だったので、購入交渉に入ったのですが、実はその土地に問題がありまして・・・抵当権が設定されているのです。
現在、企業(建築会社)が所有しており(不動産兼業)、バブル時に高値で購入、現在の価格で売ると2000万円程の損失が出てしまう為、すぐには売れない。3年間の賃貸借契約とし、その間に何とか抵当権を抜く作業をした上で、その後所有者移転という手続きをとって、残金を支払って売却というシナリオにしてくれと言われ、その契約条件を記した文書が届きました。
その方法だと、第1順位の抵当権設定が出来ず、住宅ローンが組めないことが分かり、土地を購入しても建物が建てられません。
消費税がアップする2年後までにローンを組みたいので賃貸借期間を短くして欲しいと所有者の建築会社側に伝えましたが、業績が芳しくなく、無理だと断られてしまい、困っています。
1、3年後に確実に第1順位に抵当権設定するという条件では、ローンが組めないでしょうか?
2、実家など他の不動産担保では借りられないのでしょうか?
あきらめるか、待つかどちらかの選択を迫られています。
専門家の方の意見をお聞きしたいです。よろしくお願い致します。
(売れない土地なら、はじめから市場に出すな!という怒りで一杯なのですが、自分達にとって条件が良い土地なもので、何とか光を見出せたらと思っております)
nikofuさん ( 長野県 / 女性 / 37歳 )
回答:1件
担保付では、通常では非常に困難です。
不動産アドバイザーをしている野口です。
nikofu様の欲する土地が、第一抵当権が抜けないのは通常売買の対象とはなりません。
不動産会社の業績が悪く、3年後に抜ける保証が無ければ到底誰も相手にしないはずです。
1、のローン会社は先ず此れには応じないでしょう。住宅ローンではなく、消費者金融に近い高利のローンで「住宅ローン」として応じる会社があるかもしれません。
2、の他の担保不動産(実家などの提供)で、ローンに応じる「不動産担保ローン」はあるでしょう。この場合は「住宅ローン」ではないですね。
「不動産担保ローン」は、一般的に住宅ローン金利の2~3倍で、期間も短いのが通例です。
しかし、これ等は飽くまで一般論で、彼方の自身の信用力(自己資金、年収、所得、資産内容、職業などなど)が大きく影響します。
従って、通常の方法ではなく、アウトサイダー的な手法で金融機関に当たられては如何でしょう。
nikofu様の希望が実現するチャンスは、薄いですが頑張ってください。
評価・お礼

nikofuさん
2012/05/18 16:18ご丁寧なアドバイスありがとうございました。
やはり現状の条件では難しいのですね・・・
「不動産担保ローン」という方法も、金利が高いという事ですので、消費税が上がる前に契約しても、結局高いお金を支払うことになってしまうのですね。
それならば、消費税が上がってしまっても抵当権が抜けるまで待って、キレイにしてからの方が良いかもしれません。
また、アウトサイダー的な手法でとのアドバイスを受けまして・・・もしかしたら、抵当権を設定している地方銀行から借りられるかもしれません。評判の悪い銀行で敬遠しておりましたが、そちらの方も一度当ってみようかと思っております。有難うございました!
回答専門家

- 野口 豊一
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント、FP)
- 代表取締役
不動産の売買、投資をFPの視点よりコンサルタント
独立系のFP、不動産業者とは一線を画し常に第3者の観点からコンサルタント、長年のキャリアと実践て培った経験をを生かします。法律、経済、税務など多角的に論理整然とし、これを実践で生かします。誰にも負けない「誠実性」「洞察力」を発揮します。
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