対象:一般歯科・歯の治療
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34歳男性です。
今日、転んでしまい、前歯(門歯)をアスファルトにぶつけ、歯を折ってしまいました。そのまま口腔外科へ直行し、今は元のところに折れた歯を挿し込んだ状態になっています。元通りにくっつくかどうかは、2−3ヶ月様子見と言われました。
ただ、元通りにくっついたとしても、神経は切れてしまっているので、神経まで元には戻らないと言われております。
質問1)
上のような状態ですが、今後、治療をすすめる上で特に気をつけるべきことが
あれば教えて下さい。
質問2)
仮に元通りにくっついたとして、その後、歯列矯正は可能でしょうか?
歯並びがよくないので、矯正したいとずっと考えておりました。
補足
2012/03/18 14:17皆様、丁寧な回答有難うございます。
状況としては、前歯は一旦全部抜けてしまい、今はそれを元に戻して骨とくっつくかどうか
様子を見ている状況です。炎症や化膿してしまい、骨とくっつかない可能性もあるとは診断
で言われました。
・様子見の期間中は、抜けた前歯にできるだけ負担が掛からないように生活すること
・神経がなくなった歯の矯正はかなり難しい
と理解しました。
スポーツ(サーフィン)をやっているので、できればマウスピースをしてでもサーフィンに
行きたいのですが、これも控えるべきでしょうか?
yoheikondoさん ( 東京都 / 男性 / 34歳 )
回答:3件
前歯の欠損と矯正について。
お問い合わせありがとうございます。
現在の状態から、おそらく残っている歯根の部分は脱臼しかかっている亜脱臼という症状と思われます。そして、固定をして骨と歯根が安定するのを経過観察している状態でしょう。
その場合、とにかく安静にしていただき、これ以上の刺激や動揺を起こさないことが第一になります。
また、動揺が治り安定したとしても歯根の吸収(短くなること)や骨との癒着など今後の状態を観察してからの判断により、その歯を矯正治療を行うかどうか、もしくはその歯を抜いて、その横の歯を前歯として並べていく歯列矯正をするかという選択肢になってくるでしょう。
矯正治療の判断は、他の歯の状態にもよってかわってはきますが、現在の状態では、第一に亜脱臼している歯の様子をみて判断していくことが大切です。
ティースアート 矯正歯科
www.teethart.com
www.teethart-ortho.com
回答専門家
- Dr.TSUBAKI
- (東京都 / 歯科医師)
- ティースアート ティースアート代表
米国の最先端ホワイトニングを日々研究、提供しています
日本で最初のホワイトニングサロンを銀座にオープンさせて以来、講演活動などを通して国内のホワイトニングを牽引しています。常に新しい技術を習得することを心がけており、年2回アメリカの審美学会に出席、日本人の歯を白くすることに貢献しています。
袋 晃子
歯科医師
2
歯の折れた状態によりちがうと思います。
こんにちは群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子と申します。
折れた部位が神経を含んでいることは確かなのでしょうから、
今後に根の治療が必要になることは確かですが、
現在は折れた歯を差し込んだ状態ということは全部が抜けた状態では
ないということでしょうか?
1,まず見える部分で割れた場合は、神経の治療をされたあとに被せる必要が
ありますので破折した部分は削ってしまったほうが殆どの場合、無難になります。
2.見た目で見えない内部で横に割れている場合は、くっつく場合もありますぐらいに思っていてください。
固定をすこし長めに様子を見て、動揺がないことを判断してから根の治療を行うことになると思います。
もし縦に一部でもわれていたら、歯茎から炎症がとれませんので抜歯をされたほうがいいと思います。
3.歯が全部一旦抜けてしまった場合には、固定を行い、しばらく様子を見て根の治療に移行します。
根の治療をおこなって、裏側にプラスチックなどで詰め物をして終了となります。
2や3の場合は、プラスチックだけの充填では歯の色があとで黒っぽくなる場合があります。
予後が良いのは1、3、2の順番だと思います。
2や3の場合、歯根膜組織の状態がどうなるかをしばらく様子を見る必要があります。
もし歯根膜組織が死んでしまった場合、歯と骨がくっつく状態(骨性癒着)が起こります。
そうした歯は、矯正治療をしても動かなくなりますので、
位置的な状態も矯正の先生と相談されたほうがいいと思います。
河合 毅師
歯科医師
4
前歯の破折・脱臼について
はじめましてアトラスタワー歯科の河合と申します。
さて文面から推測すると転倒して前歯を破折・亜脱臼して
口腔外科で神経処置を施した後、他歯を固定源にして
固定しているということでよろしいでしょうか?
担当医が言うように約1か月様子を見た後に固定を解除して
部分的なレントゲンを撮影したり動揺度を測定して
亜脱臼の状態を診断・確認すると思います。
ただし長期で固定すると歯とその周りの骨を繋いでいる膜(=歯根膜)
が廃用萎縮(刺激のない安定状態が続いて萎縮する)するので、
約1か月程度で多少の動揺があっても固定は外さなければなりません。
本来固定は約2週間程度とされていますが患歯の安定と
疼痛の緩和を目的として約1か月程度固定を行うこともあります。
質問1)
上のような状態ですが、今後、治療をすすめる上で特に気をつけるべきことが
あれば教えて下さい。
前歯で噛むことをしばらく制限して、対合歯(噛み合う歯)との接触を
他の歯が噛みあった状態でも亜脱臼している場所は避けるべきです。
>質問2)
仮に元通りにくっついたとして、その後、歯列矯正は可能でしょうか?
歯並びがよくないので、矯正したいとずっと考えておりました。
神経がなくなった歯は予後が悪くいずれ保存不可能になりやすいです。
また歯根膜も壊死してしまう可能性もあり骨性癒着(歯根膜の介在しない歯と骨の癒着)
すると矯正で動きにくいので大がかりな処置が必要になり、
更にせっかく動かしても根が吸収して動揺を起こすなどしやすいです。
他の方法として、その歯を抜歯して、しばらく仮歯でスペースを確保しながら
他の歯を矯正して動かしたのち、完成したスペース(良い位置に仮歯がある状態)
に合わせてインプラントを埋入するという方法もあります。
ブリッジは他歯も切削するのであまりおすすめはできません。
当院は外傷歯の治療と矯正を専門的に行っており随時無料相談も受け付けております。
よろしければ、当院HPをご覧になってお気軽にご来院ください。
アトラスタワーデンタルクリニック(http://8wa.jp/)
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