対象:リフォーム・増改築
鉄骨造・外壁はALCで塗装がされています。築14年になり継ぎ目が傷んでいるのがわかります。外壁塗り直しに際して継ぎ目の処理は業者さん任せで良いのか悩んでいます。元工事の工務店によるとコーキング材を完全に取り去るのは難しく、現在雨が漏れていることはないので今の表面塗装をはがしたときに少し強いコーキング材を継ぎ足すように上から塗り、そのうえで塗装をするのが良いとのこと。ところが営業に回ってきた塗装専門業者さんは小さなカッターを使い手作業で古いコーキング材はすべて取り去り新しくするのが良いと言っていきました。なにやら厄介なことも言っていきました。サッシ周りは別の材料にするとか。今度は丁寧な仕事をしていただき長く使っていきたいと思います。よろしくおねがいいたします。
syufudesuさん ( 東京都 / 女性 / 47歳 )
回答:2件
伊藤 裕啓
一級建築士
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基本は古いコーキング材を撤去することです
住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
ALC面の塗装を行う場合、目地やサッシ周囲のコーキング材を撤去して、新しく施工する方法が基本です。古いコーキング材は付着力が弱くなっていたり、剥離していることもあるので上から新しいコーキング材を施工しても十分な効果が得られないことがあります。
「丁寧な仕事」をお考えなら少しコストが高くなりますが古いコーキング材を撤去する方法で検討してはいかがでしょうか。
塗装工事ではコーキングなど下地処理を適切に施工できるか否かで大きく品質がかわります。下地処理を十分行い、塗装を行うことで長期間安心して住み続ける事ができると考えてください。
業者さんが言われている「サッシ周囲は別の材料にする」ということに疑問を感じます。一般的には目地コーキング材と同じ材料でサッシ周囲の施工します。
補足
コーキング材の施工ではプライマー(接着剤)が塗布されていることが条件です。当たり前のことなのですがプライマーを施工しない事例をよく見ますので見積や仕様書で確認してください。
評価・お礼
syufudesuさん
2012/03/06 11:15ご回答ありがとうございます。
業者さんに見積もりをお願いしてみます。
うえから塗るはよくないのですね。
伊藤 裕啓
2012/03/06 16:40評価いただきありがとうございました。
外壁塗装工事を行う場合は、既存コーキング材は撤去が基本です。
業者さんにコーキング撤去した場合の見積をお願いしてみてください。
田中 徹正
リフォームコーディネーター
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コーキングは撤去が基本ですが・・・
はじめまして、トーシンリフォームの田中と申します。
さて、お悩みについてですが、ALCの外壁の改修において、
コーキングは撤去が基本です。
理由は、コーキングの寿命が10年程度だからです。
しかし、実際の工事となると、撤去しないケースも多々あります。
コーキングの劣化が軽度な場合です。
劣化した箇所だけを部分的にコーキングの打ち直しをして、塗装をする。
アステックペイントなどの、弾力性のある塗装をすることで、
重ね塗りをすることで、防水性能を高める事も出来ます。
ALCに似た材料で、サイディングと言うものがありますが、
サイディングの場合は、コーキングの打ち直しは、必須です。
ALCの場合は、サイディングと違い、コーキングを打った後に、
塗装をしてあるので、コーキングが劣化しにくいと言うこともあり、
劣化の度合いが低い事も多くあります。
築14年であれば、当社の施工では、打ち直しをすることの方が多いですね。
サッシ周りが違うコーキングと言うのは、たまにありますね。
サッシ周りのコーキング部分に外壁と同じ塗料が、塗装をされていないケースです。
化粧コーキングといいます。
外壁の補修や目地部分に使うコーキングは、通常、ウレタンです。
サッシ周りのコーキングには、変性シリコンがよく使われます。
(耐久性や上塗りのペンキとの相性などが理由です)
結局、リフォーム工事は、信頼できる人に頼むのが一番です。
業者さんは慎重に選んでくださいね。
良いリフォームになる事を願っております。
株式会社 トーシンリフォーム 代表 田中徹正
ホームページ www.ts-rf.jp
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