対象:住宅設備
回答:4件
扉の下に排水を設けます
横浜の設計事務所の小松原といいます。
やり方はいくつか考えられますが、もっともオーソドックスなやり方は排水口を扉の下に
設けるように設計する方法です。(歩けるようにその上にはグレーチングを敷く)
この時に大事なのは、主排水口は洗い場近くに設置して扉の方はあくまで水上にして、
扉の下の排水口は補助にする事です。
こうしたものは製品でもあります。TOTOからバスドアとセットになった
製品も出ていますし、ユニットバスならばバスルームごとバリアフリー仕様に
なったものもあります。
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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今野 樹
建築家
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鍵は排水位置(グレーチング)かと思います。
お風呂と脱衣所の床が段差なく、フラットなものは近年のバリアフリー対策の建物ではよくつかわれている物かと思います、ユニットバスでしたら各メーカーさんのサイトで詳細は確認可能かと思います。在来構法の場合は、排水位置(グレーチング)が鍵かと思います。浴室の洗い場の排水とは別に、洗面所と浴室の入口部分に排水口(グレーチング)を設けることで可能かと思います。その際、防水層とのからみがありますので一概にはいえませんが、排水口の深さは、50mm程度の深さでいいと思います。
藤原 浩
工務店
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段差を無くし、フラットにする意味
構造としては、シンプルな物は、洗い場の排水で受けきれない物を、出入り口付近をカバーする形で、浅めの、蓋付きの溝(SUSカバーが多い)をもうけ、排水します。開口部までリフォームできるなら、サッシュ溝にたまった水を、排水できる製品もありますので、出来ればこれを採用したです。発売当初のメーカー製品は、上記の形で作られていました。現在殆どのユニットバスは、一度に排水しきれなかった水を、出入り口扉でブロックし、残った水をサッシュ下に設けた小さな溝で排水しています。
メリットは、お年寄りや足に軽い障害を持つ人等が、段差でつまずきにくくするためです。
デメリットとして、サッシュ部の掃除を怠ると、場合によっては、排水の流れが悪くなり、脱衣室床に水が、浸みる事がありますので、注意が必要です。(私の顧客で、過去に数件有りました。)
長谷川 高士
住宅設備コーディネーター
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段差がなくても、心配ありません。
こんにんちは、水まわりアドバイザーの長谷川高士です。
段差はない方がいいですね。
つまづいて転ぶ、という危険が少なくなります。
だから家の中にある段差は、
「本当はない方がいいのだけれど、やむを得ずあるもの」
と考えています。
そのやむを得ない理由のひとつが、ご質問にある
「水がたまりにくいのでは?」
ということですね。
ご安心ください。
そのご心配は、解決されています。
お風呂の出入り口から脱衣場に水が出ていかないための工夫が、上手くできるようになってきました。
具体的には、排水口で解決します。
出て行きそうになる水を床下のパイプへ流します。
また、出入り口のドアのスキ間にも、水が出ていかない工夫があります。
ゴム製のパッキンなど。
詳しい構造は、図解などで説明した方がわかりやすいので、別の機会にゆずるとして、
私の結論は、
・お風呂と脱衣所の段差はフラットにできます
・水のたまりは心配ありません
ということです。
(現在のポイント:-pt)
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