対象:マナー
最近ピアノ教室を始めました。
生徒はまだ二人です。
ところが、レッスン開始15分前に
「今日はレッスンをお休みします」
と携帯にメールが入ったり、
「しばらくレッスンをお休みさせて下さい」
と一方的にメールしてくる生徒さんがいます。
クールに伝えられて楽というのはわかりますが、
腑に落ちないまま、
「了解しました」などと返さなくてはならないことも含め、
気分がよくないので、
できればこれからはメール禁止にして、
電話でのやりとりに移行したいと思うのですが、
どのような言い方をしたらスムーズでしょうか?
アドバイスをよろしくお願いします。
ピーターパンさん ( 埼玉県 / 女性 / 42歳 )
回答:2件
佐野 由美子
ビジネススキル講師、マナー講師
1
始めに「決まり事」を作っておきましょう
ピーターパンさん、こんにちは。ご質問をありがとうございました。
こういうメールでの一方的なキャンセルというのは、さまざまな場面でコミュニケーション障害になってしまっていて残念ですね。
お料理教室やレッスンの先生方で悩んでいらっしゃる方もとても多いようです。
現代人の人づき合いマナーに欠けている点は、相手の都合に配慮しない一方通行の連絡ですね。
たとえば出席・欠席の返事は遅い(返答なし)、逆に自分の都合での急な変更やキャンセルは、土壇場でメールを送ってそれで終わりにしてしまう。
職場でさえ、遅刻や欠勤の連絡にメールを使って済ませる人が増えてきているそうですから。
これでは円滑な人間関係が長く続くわけはありません。気がつかないと本人の信用も損ないます。
さて、レッスンというのはお友だち関係の延長ではなく、きちんとしたルールの上で成り立つ「ビジネス」です。
ぜひ、始める前の「決まり事(ルール・規約)」を作って、明文化した中に必ずこの「連絡」に関する項目を入れておきましょう。
レッスンの申込書にサインをしていただく時に、このルールについて生徒さんにしっかりと理解いただくことが大切です。
「マンツーマン・レッスンですので、時間の変更やお休みをされたい時には、必ずお電話での早めのご連絡をお願いいたします」という趣旨でよろしいでしょう。
現在の生徒さんには同様に「あなたのために時間を調整して待っている」ことをまずははっきりと伝えて下さい。その上で、病気などのやむを得ぬ事情以外のときは時間を守って通って欲しい事、これからは変更の連絡は 次の調整も確認したいので必ず早めに電話を入れて下さい、(メールは 気がつかずに行き違いのトラブルになってしまった事がある)という事を次回お話しになって下さい。
ルールが守れない生徒さんが増えてしまいますと、この先も教室運営に支障をきたしてしまいますし、やはりルーズな人間関係は長続きがせず主宰者が疲弊してしまうものです。
生徒さんたちのことを大切に思うからこそ、教室に「明確なルール」を作っていきましょう。
ちょうどお教室を始められたスタート時で、いい機会だと思います。
どうぞ素敵なピアノ教室を 楽しくお続けください。
評価・お礼
ピーターパンさん
2012/01/10 10:52ご回答、ありがとうございました!
やはり、悩んでいる方他にもいらっしゃるときいて安心しました。
そもそもメールで伝えるのが一般的なやり方として認知されていて、
自分が心が狭いのだろうかとも思っていたので..。
行き違いになってしまったことがあるのでメールはやめて下さいとはっきり伝えればよいのですね。
了解いたしました!
佐野 由美子
2012/01/10 11:07生徒さんとのレッスンを大切にしていることをお伝えすれば、相手の方にもご理解いただけるはずです。
いいルールを作っておけば、お互いにスムーズな関係ができていきます。
これからも楽しいお教室、がんばってくださいね !
徳永 美佳
マナー講師
1
電話とメールのメリット・デメリット
ピーターパンさん
私も書道教室を開催しておりますので、状況が良くわかります。
私のお教室の場合をお話いたしますと、連絡はメールかお電話で8:2の割合でメールが多い状況です。
私もレッスン中にタイミング良くお電話に出れない事もございますので、
メールの方が便利であったりも致します。
そして、メールでは欠席の理由がわからなかったり、直接お話が必要な場合は、
私からお電話して確認したりも致します。
メールとお電話にはそれぞれメリット・デメリットがあると思います。
☆メールのメリットは、
・時間を気にせずに送信できる。
・記入した内容を確認できる。(証拠が残る。)
☆電話のメリットは、
・すぐに直接話ができる。
・その場で、質問等解決できる。
・ニュアンスが伝わりやすい。(申し訳なさそう等)
デメリットはそれぞれ逆の場合と考えて頂ければ良いと思います。
こうした事を踏まえ、上手に連絡方法を使い分けてみるのも良いかもしれません。
また余談ですが、
私のお教室は、お月謝ではなく毎回レッスン代を頂戴しております。
当日欠席ににりますと、借りていた場所代、時間の拘束を考えると、
赤字になってしまいます。
ただ、生徒さんもやむを得ず当日欠席の事情がある事も確かです。
そこで、双方が気持ちよく当日欠席を受け入れられるよう、
以下の様な妥協案を取り入れました。
⇒当日欠席の場合は、キャンセル料としてレッスン代の半額を次回頂戴する。
こうしたことによって、お互いにすっきりとした気持ちで、当日欠席に対応できると考えました。
ところが、この妥協案は思わぬ効果を生み出しまして、
当日欠席が殆んどなくなったのです!
キャンセル料というペナルティがあると、
多少の無理をしてでも時間内にきて下さるようになりました!
ピーターパンさんの料金設定がお月謝制か一回制かチケット制か分かりませんが、
当日欠席などでお困りの場合の参考になりますでしょうか?
私の経験からお話しできる範囲の事をお伝えしました。
すでに、取り組まれておりましたら失礼をお許しくださいませ。
お教室が快適に運営出来ますようお祈りいたしております。
評価・お礼
ピーターパンさん
2012/01/12 10:28ご回答、ありがとうございます!
確かにメールにもメリットはありますし、先生によってはメールにしてほしい方もいらっしゃると思います。
ですから、先生側がはっきりと生徒さんに「こうしてほしい」ということを伝えることが必要ですね!
当日欠席は全額いただくことにルール上はなっていますが、
二人しかいない大事な生徒なので、特別という形で振替をしていくつもりです。
参考になりました。ありがとうございました!
徳永 美佳
2012/01/12 23:32すでに、色々ご対応なさっていらしたのですね!
ピーターパンさんの生徒さんを大切になさる姿勢は素晴らしいと思います!
個人の生徒さんは、口コミで増えて行きますので、
今後の展開が楽しみですね!
評価へのコメントを頂きまして、誠にありがとうございます。
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