対象:リフォーム・増改築
初めて質問させていただきます。
新築のマンションに入居して1年ほどになります。
当初よりリビングに隣接している洋室を
壁を撤去してリビングと一体にさせ広くしたいと考えておりました。
そこでいくつかの業者さんに
見に来ていただいたのですが
壁を撤去することによって
フローリングを張り替えなければならないとの回答でした。
(見栄えを考えれば全部。
全部と言っても3LDKですべてのフローリングが見切りなしで繋がっています・・・)
費用を抑えるために
壁を撤去した部分だけを張り替える方法も聞きましたが
難しいとの事。
せめて洋室側だけを張り替える方法も検討してもらいましたが
ゼネコンがメーカーに特注している部材で一般の業者では
同じ部材を仕入れることができないとの事でした。
そこで
1、洋室側だけを同じようなフローリングで張り替える
2、洋室側はまったく違った色の床材を張る(全く色の違うフローリングや床材)
どちらにしろ壁を撤去した部分には
見切り板が入るそうです。
1の似たような色素材のものは、
結局違うものなので、微妙なツートンカラーになってしまうので
思い切って2のように全く違う色にしてみようかと考えました。
ちなみに床は濃いこげ茶色で、建具はそれより濃い茶色です。
クロスはすべて白です。
考えれば考えるほど
どうすればよいのかわからず
アドバイスをいただきたく質問致しました。
まとまりのない文章で申し訳ありませんが
よろしくお願い申し上げます。
hiromichiさん ( 東京都 / 男性 / 34歳 )
回答:1件
中島 隆美
インテリアデザイナー
-
まずは確認を!
こんにちは。クレックスの中島と申します。
ご質問の件については、リフォームを考える時には考えさせられるところですね。
間仕切り壁を撤去する場合、または位置を替える場合は、床、壁、天井の接点の仕口をどうするか?が問題になります。
先ずは、床に付いてですが、マンションの床については、
1.下地がどうなっているか、床スラブ(下の住まいとの境界となるコンクリート床)からフローリングまでどのような構造になっているか?
2.遮音性能はどうか、マンション管理規定はどうなっているか?
3.フローリング下に設備配管や配線は無いか?
4.床を仕上げた上に壁を立てているか、壁を立ててから床を仕上げているか?
などを確認する必要があります。
1.についてはスラブにフローリングを直貼りしている場合、既存フローリングの厚みに揃える必要から床材が限定されます。2.についてはL=45以上の性能が求められる場合(最近はこの傾向が強くなっています)にも床素材が限定されます。(1.で遮音性能が確保されている場合は、現状フローリングの厚みのもので良いとおもいます)タイルや石貼り、または長尺シートなどの場合は遮音性のが得られない場合があります。3.については床下だけではなく、撤去する壁内にある電気や通信の配線も含みますが、その処置も考えておく必要があります。4.については、一般的には壁先行で床が後工事だと思いますが、床全てが同じフローリングの場合は、床を先行して間仕切り壁を後から立てる場合も有ります。この場合は、壁を撤去しても壁の下も床がありますので、補修で済む場合も有ります。
壊して確認するのは大変だと思いますが、管理組合へ問い合わせして、建築図面を見せて頂くと良いでしょう。(コピーして、設計士や業者に相談されるのも良いと思います)
補足
現状を見ないと何ともいえませんが、床の見切りについてはいろいろと考えられます。店舗などでは,床の切り返しは頻繁に行われていますので問題はないですが、既製品ではなかなか良いものはありませんね。
それから、フローリングの切り返しで考える場合は、貼る方向を変える、パターンを変える、フローリングの巾を変える、テクチャーを変えるなどが考えられますが、リビングを広くというのであれば、今貼ってあるフローリングを利用しながら、リビング全体の中央だけを新しいフローリングとしてパターンを変えるということも考慮してみては如何でしょうか。また、リビングに接していない壁側に収納造作を作る場合などは,その床部分のフローリングを剥がし、撤去した壁の後を埋める(貼り替える)ことも考えられます。
まったく、壁の部分だけ貼り替える訳には行きませんが、可能だと思います。工事としてはリスキーなので施工業者はやりたがらないかもしれません。
販売会社経由で、ゼネコンに問い合わせして頂き、フローリングが手に入るか確認はされましたか?
以前私も間仕切り壁を撤去した時に問合せをしました。丁寧な対応で、下請け、メーカーまで確認出来ましたが、築15年以上経っていた為に、廃盤商品となっていました。築1年の経過であればまだ入手は可能かもしれません。工事もゼネコンに相談してみては如何でしょうか?下請けを紹介してくれるかもしれません。
あきらめずにもう少しチャレンジしてみて下さい。
直接お問い合わせいただければ、より詳しいアドバイスも出来るかと思います。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング