対象:新築工事・施工
新築時、合併浄化槽(5人槽)の工事をする時期を教えてください。
浄化槽の設置は、家の基礎工事を行う前に行うものだと思っていましたが、
工務店に確認したところ、「家の完成間際の最後に設置します」との事でした。
その場合には、家の際を2m程度掘削することについて、
少なからず影響があるのではないかと非常に不安を感じています。
家の着手より先行して深く掘る浄化槽を設置することは、万が一の家への
影響が無になるのであれば、先行施工が正しいと思うのですが、
通常、浄化槽を設置する時期はいつなのでしょうか?
また、家の完成間際に設置する場合のメリット、
逆に、家より先行して浄化槽を設置するデメリット等がございましたら、
併せて教えてください。よろしくお願いします。
(補足)
敷地は広く浄化槽は家の奥に設置する予定です。
先に浄化槽を設置してもしなくても、家の工事に対して出入り等の支障はありません。
ie2005925さん ( 広島県 / 女性 / 31歳 )
回答:3件

下大園 幸雄
建築家
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建物から2m。。。
住宅の場合は、建物から2m以上離して設置する場合は、建物に影響ありません。それ以内に設置する場合は、コンクリートで建物に影響の無い様にします。
その作業をしないと、浄化槽補助金が出ません。(ごく一部の役所です。)しかし建物の影響を考えると正しい処置です。 設置費用に補助金が消えてしまいます。道路から2m、建物から2mを基準としています。 また、コンクリートは、構造計算の提出も言われています。 敷地が広い場合は、問題ありません。
先に設置する場合は、敷地が狭くて重機の作業が出来ない場合か、工期短縮、コスト削減で採用しています。浄化槽は、最終の排水位置で設置高さが決まり、また、維持管理で年に一回、バキューム清掃しますので作業も簡単なところが望ましいです。 参考にしてください。

田口 継道
建築家
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浄化槽の施工時期
ie2005925様
一般的には、建築工事の最終時期に施工する場合が多いでしょう。
要因として、現場の近く周囲に大きな穴が空きますと足場等等、本体工事に支障をきたします。特に浄化槽設置で重要な事は、排水レベルの調整があります。汚水の入り口レベル、外部への排水口のレベルを決めなければなりません。建物の便所、洗面所等の位置、配水管のレベルに合わせて調整します。工事中に変更等も予測されますし、建物基礎レベルも施工状況により最初は確定できない事もあります。外構工事も含め外装工事が終わり、足場等を外してからの工事が一般的です。以上参考にしてください。 建築家 田口継道

田中 伸裕
建築家
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決まりは特にありません
こんにちは。田中伸裕建築事務所の田中伸裕です。
正しい施工をすればどちらでも良いです。
実際の敷地や建物の状況に応じて、先行するか建物後にするか
設計者と工務店、浄化槽業者と話し合って決められることが多いと思います。
建物完成後に施工することが困難な場所の場合は先行しますし、
建築途中に施工することもあります。
また、完成後施工することもあります。土質により掘削しても影響が無い範囲というものがあります。
くみ取り式から浄化槽設置への改修は建物が建っている状態で行われます。
家の完成間際に設置する場合のメリット、
・実際の排水管敷設後の工事なので高さがきちんと取りやすい
・公共排水先への接続と同時にできる
・建物との位置関係が出しやすい
デメリットとしては、
・浄化槽埋戻しの土が落ち着くのに伴う沈下が引渡後に出る場合がある
・建物に近い場合、養生が必要になる
家より先行して浄化槽を設置するデメリット
・空のままだと工事中に浮き上がってくるので水を入れる必要がある(排水掃除費がかかる)
・上に車両等重量物を置けないので工事で使える面積が少なくなる
・高さを決めるのが難しい(特に建物と離れている場合)
ざっとこのようなことがあげられると思います。
ie2005925さんの敷地・建物状況による理由があるでしょうから、
「家の完成間際の最後に設置します」とのことですので
「なぜ完成間際ですか?」と聞いてみてください。
納得できる回答をしてもらえると思いますよ。
(現在のポイント:-pt)
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