対象:新築工事・施工
現在某有名工務店にて新築中なのですが、
こだわり抜いてきた外壁の形状を何の説明も無く変更されました。
最終確定図が出る直前まで、こちらの希望通りの形状であり、その形状を決めるために散々悩み抜いてきた経緯は工務店側も必ず理解しています。
しかし、確定図が出た時点で何の説明も無く、形状が変更されていました。
こちらの確認不足もありますが、工務店側とずっと打ち合わせを重ねて決めた形状であった為、まさか確定図で変更されているとは夢にも思わず、見落としてしまっていました。
実際に家が完成に近づいてから異変に気付き、工務店に問い合わせたところ、「打ち合わせ外で営業の独断で変更した。」と認めるものの、「今更どうしようもない」との事です。
こちらとしては希望通りの形状にして頂きたいと思っていますが、工務店側は出来ないの一点張りです。
確かにこだわったくせに確定図で見落としたこちらにも非があるとは思いますが、
工務店側の責任を問う事はできないのでしょうか?
悔やんでも悔やみきれません。
ライス@さん
(
兵庫県 / 男性 / 37歳 )
回答:1件
有名・大手企業 イコール 安心の時代ではありません
はじめまして
「注文住宅」は施主様のこだわりが詰まった思い入れのある住宅なだけに、請負側の一方的な変更(打ち合わせ外で営業の独断で変更した)は有り得ないですね!
もし、途中で建築基準法や消防法、条例などで施主様の希望されていた設計内容に沿えなくなった場合は、直ぐに報告し再検討をするのが常識です。
プロファイルへのご質問に限らず、Yahoo!知恵袋などでも同様な大手ハウスメーカーとのトラブル相談が増えているように感じています。
かつて、大手企業(有名な会社)は「安心」でき「技術力」があり、中小企業は・・というユーザー側の受け止め方が一般的でしたが、今では「有名・大手イコール安心・技術力がある」の時代ではなくなりました。
報告・連絡・相談不足により大手建設会社でも以下のようなトラブルが生まれています。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/01444/?n_cid=nbpnxt_mled_km
私がゼネコン勤務時代には考えられないミスです。
建築設計事務所が現場監理をし、工務店が施工管理をするダブルチェック体制なら早期発見も可能ですが、1社に因る設計施工体制は社内のパワーバランスだったり情報統制の不備で、あってはならない問題が生じるケースが生まれます。
一方で「建築確認済証」が下りてからの大規模な変更は難しいので、施主様サイドとしては確認申請前の最終打合せが重要です。
不安がある場合は、設計士にその箇所の手書きスケッチなどでイメージの共有が出来ているか確かめておくと施工途中でのまさかは防げます。
これから注文住宅をお考えの方にもご参考になれば幸いです。
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
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