対象:新築工事・施工
現在新築一戸建てを建築中で、K型の制震ダンパーを採用しました。取り付ける前にも何度も施工について確認し、現場でも施工を確認しました。通常取り付ける向きをすべて揃えて施工しなければいけないはずなのに(>>>←このような感じです)1箇所向き合って施工されている箇所がありました。(><←このような感じです)そこを指摘しましたが、きちんとメーカーにも確認を取って対応しているので問題ありませんと言われ、もう一度施工資料を確認するとやはりNGとなっていました。再度確認をするように伝えると、片方を逆向きに設置しなおす必要がある為、対応します。とだけ言われました。しかも向こうからは全く連絡がなくこちらから聞いたら回答してきました。
その取り付けてある柱は耐力壁などがある箇所です。取り外してまた付けるとなると柱も損傷します。(HMは柱の3分の1以上欠けていないので問題ないが木を打ちつけて補強するとのこと)しかも取り付けてあったダンパーの上には吹きつけ断熱も施工してありました。
こんなにも確認をしていたにも関わらず施工ミスがあり、私たちが何度も確認をしなければミスされたまま施工されていたのかと思うと不信感でいっぱいです。重要な柱も傷ついており大丈夫と言われても不安です。
こちらが納得する説明をしてほしいと言っているにも関わらず、工事をどんどん進めているようです。強度等問題ないのでと言われてしまったらもうどうすることもできないのでしょうか?
ちなみに基礎のコンクリートも最初量が足りなかったとのことで、後日足された部分があったりと色々と問題はこれまでにもありました。
どういった対応を求め、こちらもどういった対応をするのがベストなのでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。宜しくお願い致します。
いのっち840921さん ( 千葉県 / 女性 / 33歳 )
回答:1件
監理建築士の姿が見えて来ません。
いのっち840921さんこんにちは。
大阪で設計事務所をしています福味ともうします。
ハウスメーカーに依頼されたとの事ですが、設計と施工を分離せず設計施工一括で工事を依頼されているのではないでしょうか。
本来であれば、施工から独立した設計監理者が、いのっち840921さんが行っている図面や仕様書との不整合を正す仕事を行います。いのっち840921さんも建築の専門家ではないでしょうから、一事が万事不安に駆られるのは無理の無い話しかと思います。
建築確認申請に監理建築士の名前が記載されています。その監理建築士が名目だけで全くその機能を果たしていません。設計・施工一括請負にありがちな手抜きです。
監理建築士宛に内容証明付郵便を発送され、監理されていない事を糾弾し、工事監理報告書の提出を求めて下さい。監理建築士は建築主に対し建築士法20条第3項で、工事監理報告書を提出する義務があります。
工事の監督や営業担当者には、建築主に対しその様な報告義務が無い為その場しのぎの言い訳を繰り返される事になるかと思います。
私に相談があった建築紛争の一部を下記にご紹介します。全て設計監理者の不在が紛争の元になっています。
http://www.green-h.org/oadon/sippai.html
評価・お礼
いのっち840921さん
2018/04/11 10:45ご回答ありがとうざいます。
専門的な詳しい内容が全くわからなかったので、ためになりました。
納得のいく対応をしてもらえるようにしていきます。
ありがとうございました。
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
(現在のポイント:-pt)
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