対象:住宅設計・構造
新築で工務店と話を進めていますが、費用を抑えるべく、こちらでさまざまな施主支給材(床板、壁紙、などなど)の提案や、不要なドア削除などの提案をおこなっておりますが、工務店側からは、坪単価の計算なので、余り減額にはならないと言われます。
坪単価の仕組みを色々調べているのですが、よくわからないので質問しました。
たとえば、5万円するドアをつけなくて良いとした場合、単純に5万円減額とならないのはなぜでしょう?
コストダウンには建坪を少なくするしかないのでしょうか??
moonhillさん ( 神奈川県 / 男性 / 37歳 )
回答:4件
悪しき体質の工務店としか言いようがありません!
こんばんは。パウダーイエローの稲垣史朗です。
即刻その工務店とは縁を切られることをお奨め致します・・・と言っても既に新築の話が進んでいるかと思いますので、多分中止には出来ない事情があるのでしょうね!?
いわゆる昔体質の言わば「どんぶり勘定」の親方がいる工務店でしょうか?
それとも歴史が長く昔からの体質を今に受け継ぐ工務店でしょうか?
いずれに致しても、見積書の詳細をきっちりと提出して頂くように伝えるべきですね!
その上でドアが5万円と見積もられているのであれば、ドアを付けなければ5万円プラス取り付け費用が減額されることは当然のことです。
ここは時間を掛けて「見積もり詳細」を出して頂くようにお話をすることが何よりの解決方法です。
補足
見積書に5万円と出ていた金額を減額すれば当然5万円の減額は当たり前です。
但し、坪単価で出されていた場合に・・・例えばドアはいくらぐらいのものですか?と聞いた場合には5万円と言えばそれは定価が5万円ですから、当然工務店の入り値は安いですから5万円では無く3万円しか安くならない事があります。
ですから最初に坪単価では無く、全ての建築に掛る「詳細見積もり書」を頂くべきです。
評価・お礼

moonhillさん
2011/07/14 08:33稲垣様、早速の回答有難うございます。やはり”坪単価”=どんぶり勘定ですよね・・・
毎回の打ち合わせで、金額の話をしているのですが、詳細な金額がグレー過ぎてスッキリしません。次回”詳細”を出すよう強く申し入れようと思います。
回答専門家

- 稲垣 史朗
- (神奈川県 / 店舗インテリアデザイナー)
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
物販(アパレル系)と美容クリニックのデザインが得意。
店舗のデザインに特化したお悩みを相談してください。デザインから現場施工まで1000件以上の経験がございます。誰に、何を、どの様に、お店を開店したらよいのか?不安な点は全てご相談に承ります。
稲垣 史朗が提供する商品・サービス

田口 継道
建築家
17
坪単価
先の回答者様、パウダーイエロー様のとうりです。今どき坪単価で工事請負をしている工務店が有るなんて、信じられません。工事契約には今後のトラブル防止のためにも、建設関連所定の機関発行(四会連合発行が一般的です)の工事請負契約書を使用すべきです。明細書、設計図書等の添付が明記されてますし、工事の変更がある場合の規約も記載されてます。コストの減額は、5万円のドアを止めた場合、ドアのコスト+取り付け費+若干の経費等が減額の対象となりますが、その部分の壁が増えるかもしれませんがはるかにドアの方が高いと思います。疑問な点はキチンと納得が出来るまで妥協をしないで交渉ください。人生何度も家を建てる機会があるとはおもいませんが参考までに。頑張ってください。 建築家 田口継道
評価・お礼

moonhillさん
2011/07/15 12:30回答ありがとうございます。後で後悔しないようしっかりと交渉したいと思います

下大園 幸雄
建築家
6
コストダウンと坪単価
ログ家設計の下大園です。
坪単価は、おおよその目安です。住まいの、住宅設備等は建物の大きさに
よらずほぼ同じです。坪数が小さいと坪単価は上がり坪数が大きいと
坪単価は下がります。コストを下げる場合は、住宅設備、仕様材料も
一緒に下げないと比例して下がりません。
現在の工務店の立場は、瑕疵補償の義務が有り、施主支給材の保証が問題になります。 使用する材料を指定して安く施工してもらう事です。また、施主自分で
直接作業して(セルフビルド)でコストを下げる方も多いです。
例 塗装、タイル、左官、簡単な板張り、床張り等です。
メリットは職人さんとの絆が出来たマイホーム。
汗と知恵を出さないとコストダウンは難しいです。
現金で建てられる場合は、直工事で各職人さんに頼むと安くなる計算になります。その場合は、良心的な方の場合は成功しますが、上手くいってないケースを
耳にします。しっかりした船頭が必要です。工務店との信頼関係は出来ていますか。 支給品が多い場合は、良き理解ある工務店でないと上手く行きません。
評価・お礼

moonhillさん
2011/07/15 12:35回答有難うございます。自分で出来る所はずべてセルフビルドは行いたいと思っております、
工務店側の保障の問題も有りますので、よく工務店側と話し合いたいと思います。

下大園 幸雄
2011/07/15 16:13評価有難うございます。
今設計している物件もセルフビルドです。全体の見積もり詳細に
セルフした場合の材料費と手間に分けて計算しています。
もし自分が忙しくて施工を依頼する場合はその分が増えます。
精算が簡単です。
参考にしてください。

吉田 武志
建築家
9
きちんとした見積書を出してもらうことをお勧めします。
栃木県宇都宮市の注文住宅・リフォーム専門店 ヨシダクラフトの吉田武志と申します。
依頼先の工務店との進捗具合が、図面、見積書が出来て、減額打ち合わせの段階なら、
坪単価の見積書でない普通の見積書(材料、工賃、設計料、管理費等がなるべく詳細に分かれた見積書)を出し直してもらうべきでしょう。
例えば、大工工事費などの項目で「坪いくら」という表示をすることはありますが、「全体で坪いくら」という見積書の表示は普通はありえません。
その理由は、「工事全体で坪いくら」とやると、工事中の変更などが起きた場合に、減額や増額ができなくなります。それは造り手と住まい手が揉める原因になります。詳細な見積もりなら変更対応しやすくなります。
きちんとした見積書を出してもらうことをお勧めします。それでも大雑把な見積もりを出してくるようなら、業者を変えることも考えたほうが良いかもしれません。
補足
施主支給品が多いのが気になります。弊社は施主支給品は殆どありませんが、施主支給の場合は、簡単な物を除いて、取り付け費用と施主支給品の価格に応じた管理費を頂いています。
施主支給品だけが多くで、それに伴う管理費を計上できないとすると、工務店は適正な粗利が頂けないはずです。施主支給品に不具合が起きた場合の責任の面からも必要なことだと思います。私の廻りの工務店はそうしている所が多いです。ですから、施主支給にすると単純に安くなるというわけではないはずです。
また、コストダウンの方法として、直接職人に依頼するという方法もありますが、各職人は自分の仕事には責任は持てますが、各工事の取り合い部分には責任が持てません。瑕疵はその取り合い部分に発生することが多いです。その取り合い部分の管理をするのが工務店(管理者)の仕事になります。分離発注をすると、誰も取り合い部分の責任が取れなくなります。ですから、管理費用は生じても、各職人への直接発注でなく、工務店に一括して工事を請け負わせるほうが良いと思います。
その工務店が施主支給品が多くて、それに伴う管理費用が計上できないことが原因で、大雑把な見積もりを出しているとは考えにくいですが、一応、上記のことも踏まえて話し合ってみたらどうでしょうか?
評価・お礼

moonhillさん
2011/07/17 19:36回答ありがとうございます。やはり詳細の見積もりは当然提出されるべきですよね・・
支給品の管理費など明確になっていれば納得できるのですが、今一はっきりとした回答が得られません。いただいたアドバイスを元に話し合ってみたいと思います。

吉田 武志
2011/07/18 08:06評価して頂きありがとうございます。住まい手と造り手の信頼関係がないと、注文住宅の家づくりを進めていくのは難しいですから、一度お互い腹を割って話しをするのが良いと思います。
建築は物づくりの中でも特殊で、それぞれの建物が全て違う土地に建ち、施主も全て違いますから、要望も様々です。楽しいこともありますが、非常に難しいと感じながら日々仕事をしています。施主工事や分離発注は、一見良いように感じるかもしれませんが、難しいことを増やすことにもなりかねないので、十分注意して行う必要があると思います。上手くといいですね。
(現在のポイント:4pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング