対象:矯正・審美歯科
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初めまして。
小2の息子の歯並びが悪く、かかりつけの先生のところで診て頂いたところ矯正が必要とのこと。かかりつけでは矯正治療は行っていないため、専門医の先生を紹介して頂き、カウンセリングに行ってきました。
そこでは約1年間歯に装置をつけて、その後3年ほど経過観察を行うとのこと。経過観察の段階(もしくは観察後)再度矯正の必要があれば行いますとのこと。費用は40万で追加なし(再度必要な場合は再度40万かかる)。
とてもよい感じなのですが、家から離れていて通院が大変なので、地元で評判の先生の所にも行ってきました。
結果、地元の方では床矯正のスタイルをとっているとのこと。
顎が狭いから顎を広げないと歯もうまく並ばない、と言われました。
最初に行った専門医の先生のところでは顎を広げてからという話はなかったので、どういう方法が正しいのかが分かりません。
顎を広げないと歯が入らない、は理にかなってると思いますが、初回カウンセリングして頂いた専門医の先生が間違っているとも思えず、悩んでいます。
地元の先生のところもとてもよい感じの先生で、顎を広げる装置をつけている間は1週間に1度の来院で、約3-4年間かかります、と。その後顎が広がってから歯の矯正に入るので5年くらいかかるといわれました。費用も顎を広げる装置と歯の装置で60万近く、更に通院は1回で1000円かかります。
費用はともかくとして、やり方が全然違うのですが、その違いはなぜですか?
顎が小さい息子の場合どちらで行うのがよいのかご意見下さい。
補足
2011/01/19 13:50昨日初回カウンセリングを受けた矯正専門の先生に電話して質問を投げかけました。
先生自ら電話口で答えてくれました。
内容としては確かに息子は顎が小さいから広げる必要がある。
初めの3か月から半年は顎を広げる装置を付け、その後歯の矯正に入るとのこと。
地元の床矯正の先生は最低でも3年から4年かけて顎を広げてとおっしゃっていましたが、専門医の先生はそんなにかかりません、かかっても半年です、とおっしゃっていました。
かたや3-4年、かたや3カ月から6カ月ってそんなに違うものなのでしょうか??
ちなみに息子はレントゲンの結果、下の永久歯が1本不足しているそうです。
また顎の大きさに対して上の前歯が大きいためハの字になって歯が生えてきています。その上、歯の間に大きな隙間があります。
やはり矯正専門で行っている先生の所の方がよいのかな、と思っていますが上記あまりの違いにびっくりしていますのでご意見下さい。
yanchanchan2さん ( 埼玉県 / 女性 / 35歳 )
回答:4件
庄矯正と一般矯正について
初めまして、青山骨董通り矯正歯科の東海林 貴大(しょうじ たかひろ)と申します。
庄矯正について、最近聞かれることがとてもよくあります。
それだけ、色々なクリニックで行われていることだと思います。
庄矯正は顎を広げることによってスペースを確保して非抜歯矯正を行うことを目的にしています。
うまくいく症例は歯を抜かずに綺麗に並べることができるのでとても素晴らしいです。
ただし、重度の凸凹や口元の突出感が出るようなケースでは拡大だけでは対応できないこともすくなくありません。
無理に拡大だけで治療をすると歯が広がりすぎて長期的に安定しないリスクもあります。
すべてのケースを庄矯正で対応するのは無理です。
矯正治療は骨格や歯の凸凹の量、成長予測など色々な要素を加味して検討されるものなので値段だけでなく将来的に
どのようなビジョンを持っているのかしっかり聞いて納得した上で行うのがよいと思います。
評価・お礼
yanchanchan2さん
2011/01/20 13:31東海林先生、ご回答ありがとうございました。
再度専門医の先生に連絡を取ってご回答頂いた内容を補足に乗せました。
どうしても腑に落ちない点が1店あり、ご意見頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答専門家
- 東海林 貴大
- (東京都 / 歯科医師)
- 医療法人社団渋谷矯正歯科 院長
見えない裏側矯正の専門家
歯並びやかみ合わせに悩まれている患者さんのために誰にも気がつかれずにきれいになることができる裏側矯正の臨床に日々取り組んでいます。モットーは「つねに患者さん目線で診療すること」すこしでもたくさんの患者さんを幸せにするために頑張ります。
顎を拡大する床矯正と矯正治療について。
小学校2年生ですので、混合歯列期といって乳歯と永久歯が混在して生えている状態と思われます。上顎の大きさが小さい場合には拡大する必要はあるでしょう。拡大する必要量によっても変わってきますが、おおよそ半年くらいはかかります。その後、広げた顎を安定させる期間も必要になりますが、並行してワイヤーによる一般のブラケット矯正も行い歯並びとかみ合わせを良くしていくことが選択されると思います。おおよそ1年はさらにかかると考えられます。
その後、生え換わりを見ながら、永久歯列になるまで経過観察をしていくといいでしょう。
永久歯列が完成する中学生くらいになったところで本格的な全体の矯正が必要かどうか判断することになります。下の永久歯が1本足らないとのことですので、かみ合わせとしてどのように本格矯正に移っていくかは、可能性として期間、費用も含めて、担当の先生にお聞きしておくといいと思います。
経過観察の期間がありますので、2段階で矯正治療を行う可能性があるでしょう。
現段階では、将来のお子様の身長に関連した顔面頭蓋の成長予測を考えながら、治療方針を立てていただくことも必要と思われます。
お口の中や顎の大きさなど拝見してみないと、確定的なお話は難しい面もありますが、
上記のことをもう一度お聞きになってみるといいと思います。
また、参考になるような類似した治療例などを見せていただくのもいいでしょう。
http://www.teethart-ortho.com
http://www.teethart.com
ティースアート矯正歯科
評価・お礼
yanchanchan2さん
2011/01/21 13:49先生、どうもありがとうございました。
頂いた回答や夫とも相談した結果、矯正の専門医の先生にかかることにしました。
まずは検査を行ってから詳しい治療方針を決めるという流れなので、検査を行った際に下の歯の不足分について2段階で治療を行う可能性が出てくるのかどうかも聞いてみたいと思います。
末の娘(1歳半)の乳歯の生え方がガタガタでこの子ももしかすると将来矯正することになるのかな、、、なんて考えていると出来れば上の息子は1回で終わらせたいなと思っています。
回答専門家
- Dr.TSUBAKI
- (東京都 / 歯科医師)
- ティースアート ティースアート代表
米国の最先端ホワイトニングを日々研究、提供しています
日本で最初のホワイトニングサロンを銀座にオープンさせて以来、講演活動などを通して国内のホワイトニングを牽引しています。常に新しい技術を習得することを心がけており、年2回アメリカの審美学会に出席、日本人の歯を白くすることに貢献しています。
晝間 康明
歯科医師
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床矯正
東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
御質問を拝見した限り,前者の矯正専門医での治療方針が妥当と考えます.
憶測で恐縮ですが,御自身では前者を選びたく専門家による裏付けを希望されていると感じます.
後者の床矯正による治療は,一見お子さんに対して易しい方針に思われますが,顎骨の拡大は確実性が低く,多くの症例で後戻りや上下顎前歯が唇側に傾斜して口が閉じにくくなり開咬や口唇突出となりますのでお勧め出来ません.
反発が必至の私見ですが,床矯正により辛い思いをされる患者さんが増えないように床矯正がネットや一般歯科医の間で普及している要因を下記のように述べさせていただきます
1,非抜歯を謳う事で子供の歯を大切に思う親御さんからの治療依頼が増える(歯科医院の経営的な利益になる)
2.通常の矯正に比べてブラケットやワイヤーといった矯正専門の在庫を抱えないで治療が出来る(歯科医院の経営的な利益になる)
3.治らない場合でも,治療の責任を床矯正装置を装着しなかったお子さんの責任に出来る(経験の少ない歯科医師でも矯正治療が可能)
からと考えています.
オールアバウトプロファイルと当院質問コーナーにおいて過去同様の質問に回答しております.また,抜歯・非抜歯に対する当院の考え方も参考になるかもしれませんのでお時間があれば下記ページもご覧下さい
・オールアバウトプロファイル
床矯正による後戻り http://profile.allabout.co.jp/ask/q-104370/
床矯正に対する考え http://profile.allabout.co.jp/ask/q-6870/
・ひるま矯正歯科質問コーナーでの回答
床矯正について1 http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=1886&no=0
床矯正について2 http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=2846&no=0
床矯正について3 http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=3185&no=0
床矯正について4 http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=al2&namber=3767&no=0
・ひるま矯正歯科の抜歯・非抜歯に対する考え方
http://www.hiruma.or.jp/html/basshi.htm
私たち矯正歯科専門医は,長期的な安定性や患者さんの真の健康を提供したいという使命感により,患者さんに負担になるような治療方針でも提案する事があります.
以上,参考になれば幸いです.
評価・お礼
yanchanchan2さん
2011/01/20 13:29ひるま先生、ご回答ありがとうございました。
張って頂きましたリンク全て拝見しました。
追加で質問事項がありますので、補足の欄に追記いたしました。
ご意見頂ければ幸いです。
晝間 康明
2011/01/22 20:04補足に対する回答をさせて頂きます.
顎骨の成長は方向性を僅かに変えたりする事は出来ても明らかな歯のデコボコをとるくらいに顎骨を拡大する事は出来ません(一時的にできたとしても戻ってしまったり,第2大臼歯が萌出出来なくなるなど二次的な問題が発生します).しかし,歯を傾斜させて歯列(歯槽骨)の幅をある程度広げる事は出来る事と,本来顎骨にはある程度の大きさがある症例では歯列の拡大は比較的容易にできます.
症例を診ていないので何とも言えませんが,その様な観点から矯正専門医と一般歯科医で意見がことなるのではないかと考えます.
床矯正でセカンドオピニオンに来られる患者さんの殆どが,数年間も担当医の指示通りに床矯正装置を使用したにもかかわらず効果が無かったと言います.
ぜひ,御注意下さい.
清村 多
歯科医師
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治療方針の違いについて
こんにちは。yanchanchan2さん
ご質問にお答えします。2つの医院の治療方法の違いを要約しますと
1)遠方の矯正専門医:第1段階の治療が約1年。その後経過観察3年程度。永久歯が生え揃ってから全体的な治療、治療期間は未定。抜歯の可能性あり?
2)近くの歯科医院:第1段階の治療が3~4年。引き続き全体的な治療1年。非抜歯治療?
大体このようなかんじでしょうか?
お子様の矯正治療の場合、現在の歯並びだけでなく、成長や歯のはえかわりによる変化を考慮する必要があります。すべての永久歯がはえかわるのは、平均すると小学校終わり~中学生ぐらい、男の子の場合このころから思春期の成長がはじまります。
1)の先生は必要最低限の治療を初めに行って、その後は成長や後から生えてくる永久歯の状態を確認してから、全体的な歯並びの治療を行うという、私のような矯正専門医からすれば一般的で、比較的お子さんにも負担が少ない確実な治療方針です。
治療がすべて終わるのが中学生以降になってしまうことと、症状により抜歯が必要になる可能性があるのがデメリットでしょうか。
ちなみに、当医院でも拡大する場合は大体半年ぐらいです。
2)の先生のやり方は、永久歯が生えかわる間は常に装置を使用してもらい、なんとか歯を抜かずに並べる計画で、歯を抜かないことと、治療が終わるのが小学生~中学生はじめになるのがメリットですが、もしこの治療方法で治らなければ、さらに永久歯が生え揃ってから全体的な治療が数年必要になるため、治療期間が長いわりにややリスクの高い治療方針のように思います。
失礼かも知れませんが、あまり矯正治療の知識や経験が少ない先生が行いやすい治療方法です。
床装置自体が悪いわけではないので2)の方法では治らないとは言い切れませんが、他の先生からもご指摘がありましたように、いわゆる床矯正(取り外しのできる拡大床装置を用いる矯正治療)にはメリット、デメリットがあります。
2つの医院の治療方針の違い、通院の利便性、治療費などを考慮してどちらの医院で治療を始めるかはご判断下さい。
清村矯正歯科
http://www.2-koo.com/
清村 多
評価・お礼
yanchanchan2さん
2011/01/21 13:44清村先生、回答ありがとうございます。
先生のご説明はまさに、カウンセリングした際に両先生がおっしゃっていたことを文章化したものです。
分かりやすくて本当に助かりました。
夫ともよく相談し(もちろん諸先生方の回答も全て一緒に読んで話し合いました)ここは専門医の先生に託そうと思います。
顎の拡大も清村先生のところでも半年くらいなのですね、安心しました。
あまりにも両者のおっしゃる時間が違いすぎて混乱していましたが他のところでの答えを知ることが出来て安心しました。
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