対象:エクステリア・外構
現在、自宅建築中の物です。本日、無事上棟を迎えました。
問題は隣地側の塀です。塀は隣地に立っているのですが、現在は法的に認められていない高さのブロック塀なのですが、我が家と反対側にある支柱部分の下が朽ちており、大変危険に感じております。ちょっとした地震などで新築の我が家に崩れ落ちてきたらと思うと心配でなりません。なんとか、家が完成する前に建て直さなくてもいいので、補修などをして倒壊の心配をなくしてもらいたいと思っております。
なんと、隣地は県の警察宿舎です。地鎮祭目前の3ヶ月近くまえに、県警の担当部署へ、その状況を伝えました。(日時、担当者は記録してあります)担当者から、状況を調査してから、回答すると返事を頂きました。
それから、3ヶ月、まったく音沙汰なしです。着工前に返事をもらいたいと考えていたのに、上棟を迎えてしまいました。担当者へ確認の問合せをしようと思いますが、専門家にお知恵を拝借したく、ご教授お願いできたらと思っております。
emmaさん ( 茨城県 / 女性 / 43歳 )
回答:2件
補修の方法
はじめまして。emmaさん。
隣地にある塀、悩ましいですね。
危険であっても、所有者は隣地の方となりますので、建築関連の法規では
取り壊す命令などは、現実的では無いのでしょう。
(既存不適格というものですね。)
補修の方法としては、2通り有るかなと思います。
1)法規の高さh=1.2mでしたか、その高さまで切る方法。
(ブロック積ですので、上部のブロックのみ外す事、可能かと思います。)
2)支えをつくる。控え壁のブロックを建てるか、H鋼などで支えを造り 両側から緊結する。
この辺りが現実的な補修方法かと思います。
県警からの返事ですが、単純に忘れているだけの可能性も有るでしょうから、
深く考え込まず「以前相談したのですが、回答どうなりました?」
と率直に聞いてみたら良いかと思います。
評価・お礼

emmaさん
2010/10/14 19:48小木野様 ご回答くださり、たいへんありがとうございます。
はい、私も取り壊しなどは望んでおらず、補修して頂ければ満足なので、専門家の方に同一のご意見を伺う事ができ、安堵いたしました。ただ、補修の方法や、それを希望することが果たして間違っていないかなどが判らなかったので、おかげで今後の方向性が見えてまいりました。
明日、小木野様からの回答内容を踏まえながら、連絡してみたいと思います。ご回答、ありがとうございました。
回答専門家

- 小木野 貴光
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所 代表 一級建築士
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現
「あなたらしい、世界の一つだけの家」を実現するため、細やかな「収納計画」、「光と風」を取り入れ、「素材」と「間取り」の工夫で、心地よい住む方らしい家づくりをしています。住宅・デザイナーズ賃貸・クリニック・老人ホーム、東京都の建築設計事務所。
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石川 嘉和
建築家
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ブロック塀の支え方の例
一番いいのは県警側でしっかりとした塀に作り直してもらうことですね。その方策については他の回答者の方のアドバイスがありますので、ここでは、そのような問題から離れて、かりにご自分の敷地から支えるとしたら、という視点で実例を出してみます。
古く不安定なブロック塀を支えるためにL字型の断面のコンクリートの支えを作った例です。ただ支えるだけでは殺風景なので一部に穴をあけ照明器具を組み込み、コンクリートの上にプランターを置き外構の一部としました。このようにすることでかえって空間に変化が出て北側のさびしい感じを和らげることができたように思います。
http://www.yu-to.jp
評価・お礼

emmaさん
2010/10/15 09:08石川 嘉和様 ご回答下さりありがとうございます。素敵なデザインですね。デメリットを逆の視点でそれを利用してアイキャッチを作ってしまう案は大変参考になります。
残念ながら今回の塀は、カースペースとバスルームや洗濯室などに面した家の裏側なので、カースペースを1cmでも広く取りたいので、こんな素敵にできないのが残念ですが、メインガーデンのデザインの参考にさせていただきます。ありがとうございました。

石川 嘉和
2010/10/15 09:53外構・庭造りの参考になればとてもうれしいです。
建物の周囲を生かすことで建物自身も引き立ち良くなっていきますので、時間をかけて敷地全体をデザインするといいと思います。
県警との話し合いもあり大変ですが頑張ってください。
(現在のポイント:-pt)
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